第7話 『守りの呪文』

学校も冬休みに入った僕はとあるショップを目指して市内の繁華街に来ている。


周囲を見渡すと、溢れかえる人混み、道路を走る途切れることがない自動車に思わず、


『見ろ!人がゴミの用だ!』と思わずくちばしってしまう。


『あんた何ムスカ大佐になってるの?』


冷めた視線を僕に向けるのは、クラスメイトの

橘優花。


『すまん、一回言ってみたくて……』


行ったことのない繁華街に不安になり、唯一話す用になった、橘さんに救いの手を差し伸ばし

ましろの為だと言ってどうにか付き添って貰った。


『良いから、早く行きましょ』


『あのっ、良ければ、バルスを一緒に……』


言葉を言い終わる前に遮られた。


『あんたにバルスをお見舞いするわよ!』


願いが届く事はなかった……。


その後怒れる橘さんに媚びを売りつつ、目的地に到着した。


『へぇーこんな店あったんだ』


店内に入ると、フローラルな香りが漂い、頭の中でお花畑の中を走り抜けるムスカが僕に『こっちにおいでー』と囁いて来る。


『あーーーー!違う!違う!』  


『どうしたの?』


『いえ……何でも無いです……』


頭の中に出てきた、男を追っ払い現実に戻ると

店内で綺麗に陳列された、商品に目が行く。


凄い品数だ、店内の壁に備え付けられた棚は

下から数えて四段もあり、その棚の上には

百種類はゆうに越える目的の品が、品物目的に

訪ねて来た者の心を踊らせる。


『すっげぇー』 


はるばる市内まで来たかいがあった、専門店の品揃えは間違いなく、目的の品を見つける事が出来ると安心させてくれる。


『いらっしゃいませ』


興味津々で物色していた僕に、店員さんが声を掛けてくれる。


『何かお探しですか?』


年上の色気を醸し出す、綺麗なお姉さんに思わず見とれていると、後ろから『ごほん!』っと

言う言葉が聞こえて、我に返り少し上ずった声で。


『あっあの、こちらに伺えば手作りで作れると聞いて』


『はい、勿論ですよ』


『良ければこちらにお座り下さい』


店員さんに、言われるがまま店内にある椅子に座ると、目の前におびただしい数のサンプルが

並べられていく。


『好きな香りはございますか?』


『あの柊の花の香りはありますか?』


店員さんは並べられたサンプルの中から、迷う事なく僕に一つの小瓶を渡してくれる。


『どうぞ』


渡してくれた小瓶の蓋を開けて、匂いを嗅いで見ると、あの日学校に咲いていた、柊の花の匂いをより凝縮した、良い意味でむせる用な凄く甘い匂いが僕の鼻腔に入ってくる。


『これです!』


『ではこちらをメインに作って見ましょうか』


その後、柊の香りをメインにして、何種類かサンプルを作り吟味し、最終的に一つの香りに

辿り着く事が出来た。


『これにします!』


色んな種類を試しながら作っていく作業はとても楽しくてわくわくした。


付き添ってくれた橘さんも、興味が沸いて来たらしく、僕と一緒にあーだこーだ良いなが手伝ってくれたので、帰りの待ち時間の中手にとって見つめていた商品を、こそっと買って帰りにプレゼントしてあげた。


『橘さん今日付き添ってくれた、お礼です』


『えっ……良いの?』


手渡してあげると、少し頬を赤く染め恥じらう姿が可愛く見える。


『あっありがとう……』


『こちらこそ休日に付き添ってもらって悪かったね、ありがとう』


それから僕らは慣れ親しんだ、地元に帰り橘さんとも別れて僕は一人になっている。


『思ったより早く終わったな』


時刻は一時過ぎ、家に変えるには少し早い

何処か寄り道するかと考え、久しぶりに

サンセールに行こう思い付き足を運ぶ。


今日の天気は余り思わしくない、雨が降りそうな降らなさそうな、どっち付かずの雲行きに、

丁度クリスマスの時期に粉雪をもたらしてくれそうだ。


演出的にも雪が降ってくれれば、最高何だけど

そう易々と自然は人間の事を配慮してくはれない。


そんな事を思いつつ、とぼとぼと足を進めると

懐かしく感じる『サンセール』と書いてある看板に、香り高いコーヒーの匂い。


久しぶりに行く『サンセール』に思わず気持ちも高ぶり、寒い中進まい足取りも、軽くなってくる。


『チリーン』


『いらっしゃいませ』


2ヶ月振りに聞こえてくる、懐かしく感じる

老紳士の声が、寒くて縮こまっていた僕の心を

弾ませてくれる。


『お久しぶりです』


『おや、今日のお顔は前回と違いますね』


使い込んだしわが、にっこり微笑むと上手く組み合わさって優しい印象が更に良くなる。


『前に来たとき、そんなに酷かったですか?』


前回『サンセール』に来た時、僕は泣いた記憶しか残っていない。今思い返すだけで恥ずかしくなる。


『ええ、酷い顔でした』


微笑み混じりで話す言葉はいつもと変わらない


『さっ、こちらへどうぞ』


他にお客さんはいないな、案内され椅子に座ると僕はケーキセットを注文した。


てきぱきと、進められる手仕事に、相変わらず僕は目を奪われてしまう。


店内で焙煎された豆を、一杯に必要な分だけ、

手作業で挽き、『かりかり』と聞こえる音が

早く飲みたいと願望を膨らませる。


挽き終わった豆をカップに移し、用意されていたドリッパーにフィルターをセットする。


弾き立ての豆を容器に移して、老紳士は自らの腰に手を当てる。


容器の中心から外側に向かって円を描くように

ゆっくりと注いでいく。


するとほんのりコーヒーの良い香りが、僕の方へ漂ってくる。


すると老紳士は、一旦手を止めて、コーヒーが

少しずつぽたぽたと落ちてくる容器を見つめていると。


ガン見していた僕に気がついたのか、声を掛けてくる。


『興味がお有りですか?』


『はっはい!それと早く飲みたくて』


『焦っては美味しいコーヒーを飲めませんよ』


蒸らす時間が終わったらしく、先程より多目のお湯を注ぐと完成したのか、後ろにある食器棚からお皿を選び、作り置きしてあった、チーズケーキをお皿に乗せると、カウンターから老紳士の手が延びてくる。


『お待たせしました』


目の前に並べられた、綺麗な食器に目を奪われ思わず女の子が写真を撮りたがる理由が分かる気がする。


『いただきます!』


ひとまず待ち望んだコーヒーに手を伸ばし、火傷しない用にゆっくり口元へ運ぶと。


ましろ達三人で訪れた記憶が蘇る。


『あの時と同じ味だ……』


今回出してくれたコーヒーは、前回のコーヒーでは無くて初めて訪れた時に出してくれた、僕に合わせた少し苦味の少ないコーヒーだった。


口の中を心地よい苦味が漂い、思わず甘味をほっする欲望がチーズケーキに手を運ばせる。


一口頬張ると、コーヒーの苦味とマッチする、

甘過ぎない、チーズの濃さが際立つ味にため息が出る。


『美味しいです!』


老紳士が微笑みながら教えてくれる。


『このチーズケーキは私の奥さんが残してくれた物何ですよ』


『さすがはマスターのお嫁さんですね!』


『ええ、自慢のお嫁さんですよ』


『お嫁さんは、店には出ないのですか?』


僕の問い掛け一瞬の沈黙が店内に漂う。


帰宅する時に良く見かける、柿の葉っぱの上に

一滴一滴貯まった滴が、今か今かと耐え凌ぎ、

ぽたりと一滴落ちて行く程の時間だっただろうか、老紳士がゆっくりと口を開く。


『お嫁さんには……家の事を任せてますので』


『お店にには来られないのですよ……』


老紳士の少し切なさ混じりの言葉に多少、疑問を持ってしまったが、その後僕が気にする事はなかった。


『ごちそうさまです!』


『あのチーズケーキって持ち帰り出来ますか』


『勿論ですよ、準備しときますね』


『僕だけがこんなに美味しい物を食べていたらバチが当たりそうで』


『おや、ご自身の分ではないのですか』


『はい……今は体調を崩して、寝込んでますがここのチーズケーキなら喜んでくれそうで』


『それは嬉しい事ですね』


老紳士とのたわいもない会話は、時の流れを遅く感じさせ、時間はあっ言う間に夕方に差し掛かっていた。


『いっけねぇ、そろそろましろの家に向かわないと』


『マスターごちそうさまでした!』


『はい、またいらして下さい』


老紳士と別れを告げ、手土産のチーズケーキを受け取りサンセールを後にした。


『ましろ食べてくれるかな?』


食欲があれば良いのだけど、ケーキは少し重たいかな?と思いつつ足取りは、ましろの家へと向かって行く、すると。



ましろ家の側にある電柱で身を隠し、家の方を眺めている男に目が行く。


およそ170㎝程の身長、やせ形、髪型はミディアム位か……。


遠くから見ても怪しい雰囲気を漂わせ、食い入る用に凝視している姿に思わず、寒気がする。


『なんだあいつ……』 


これは不味いと思い僕は気づかれない用、忍び足で男の方へ向かい、背後から声を掛ける事にした。


『おい、何やってんだ……』


男はびっくりしたのか『うわぁっ』と奇妙な声を発して僕の方へ振り向く。


見覚えのある顔だった、以前からましろの後を着けていたクラスメイトの松尾佑馬。


見知った顔に安堵して、問い詰める事にした。


『でっ、こんな所で何やってるの?』


慌てているのか、松尾の言葉はたどたどしい。


『きっ、君には関係ないじゃないか』


『嫌々後ろから見えた姿、完全にヤバイやつだったぞ……』


『うっ、煩いな、たまたま休むのに丁度いい電柱があったから、休んでたのさ』


明らかな動揺に不信感は溜まって行く一方だ。


『そうか、休憩が終わったなら、さっさと帰らないと、風邪引くぞ、くそ寒いんだから』


『わっ、分かってるよ……』


松尾は諦めたのか、僕に聞こえない程の声でぶつぶつ良いながらその場を去って行った。


『何の用だったんだ……』


恐らくだが、学校にこないましろを心配して、御見舞いか何かやりに来たのだろうとは思ったが今のましろには逆効果だ。


いつかクラスの皆にも、事情を話さないと後に

面倒な事になりそうな気がして、気が気ではない。


心配を他所に僕はましろ家のインターホンに手を伸ばす。


『ピンポーン』


『……。』


『はいどちら様ですか?』


『御手洗です』


『優人君ね!ちょっと待ってね』



『柊家の室内一階のリビング』


『ましろ、優人君が来たわよ』


『えーっ!』


突然優人の訪問を知らせれ、びっくした私の心臓が飛び上がる、どうしよう、どうしようと、

頭を回すがどうするべきか、答えが浮かばない


今の心理状態なら、優人なら会っても大丈夫かもっと思い心を落ち着かせる。


『おっ、お母さん……私大丈夫かも』


と母に告げると、ふと自分の部屋着に目が行く


使い古した部屋着は若干よれよれで、外では着ない露出の多い格好に思わず、顔がだんだんと

熱くなってくる。


『ましろ良いの?』


『…………。』


『優人君上がって頂戴』


『やっぱりだめぇーーー』


今の姿を見られと思うと、急に恥ずかしくなってきて、私は逃げるように二階の自室に走って行った。


『はっ……はっ……』


『こんなだらしない格好、優人に見せれないよ』


ましろのお母さんから許可が出たので、僕は

門の扉を開き、玄関の方へ向かう、すると

『だめぇーー』っと言うましろの声らしきものが聞こえた。


『ましろ?』


気になったが、そのまま玄関の扉を開き、中に入っていくと、ましろのお母さんが、出迎えてくれる。


『今の聞こえたかしら?』


『はっ、はい……』


『さっきまで、落ち着いていたのに急に、二階に走って行っちゃったのよ……』


僕が行きなり、訪問してしまったせいで、ましろをびっくりさせてしまったようだ。


『すいません、僕のせいで』


ましろのお母さんの表情は、決して暗く無かった。


『今回のは大丈夫なはずよ』


『そうだと良いのですけど……』


僕は案内され、久しぶりにリビングに入って行くと。


先程までましろが居た事を教えてくれる、二つのコーヒーカップが並んでいた。


『もしかしてお邪魔してしまいましたか?』


『そんな事ないわよ、ましろも内心喜んでいると思うわよ』


余計な事をしてしまったのかと気になってしまう、ましろのお母さんの表情を見ると、大丈夫な気はするが……。


すると、明るい表情のまま、ましろのお母さんが、僕に話しかけて来る。


『ましろもリハビリに通ってずいぶん良くなったのよ、先生からも普段の生活から少しずつならすようにして下さいと、言われているの』


『良かったらもう一度、ましろと話してくれないかしら?』


どれ程よくなったか分からないけど、ましろも少しずつ良くなっている聞けて、心の中につっかえていた何かが、すとんと落ちていく気がした。


『良いのですか!』


『あのお土産持ってきたので、おばちゃんも食べて下さい!』


『……。』


『ごほん、お姉さんね!』


『あっ…………。』


ましろのお母さんは、若くして結婚したのか、まだ年は三十代中盤だと、ましろから聞いたことがあった、見た目も若々しくとても高校生の娘がいるとは思えない。


久しぶりに話すので、おばあちゃんと言うと、機嫌が悪くなることを忘れていた……。


『あっ……お姉さんの分も有るので良かったら食べて下さいませ……』


言い直した途端にお姉さん様の表情はにっこりと変わり、明らかに機嫌が良くなっていく。


『あら、ありがと!』


『チーズケーキ何ですけど大丈夫ですか?』


『私もましろも大好きよ!』


ルンルンと鼻唄まじりで、食器棚に向かいケーキを食べるには丁度良いサイズの、小振りなお皿にケーキを移してくれる。


『優人君ましろの分は任せたわよ』


『はい!』 


ケーキを乗せたお皿を受け取り、二階のましろの部屋に向かう。


震える手が階段を上る度にお皿に乗せたフォークと干渉してカチャカチャ響く。


緊張と不安が降り掛かり、僕の体力をガンガン削って行く。


これでは到達するまでに、倒れてしまうと思い

弱った体に激を飛ばす……


『頑張れ!』違うな、『負けるな!』違う。

何か良いおまじないがないか、頭を回すと。


これだ!『リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール!』


ラプュタの一部のコア層が言えるだろう守りの呪文が僕の口からすらすらと良い放たれる。


僕を階段の行方を見守るましろのお母さんから


『はい?』と聞こえ。


目的地の扉の奥からも、


『えっ?』と聞こえた。


先週の金曜ロードショーでラプュタを見て、

シータの姿をましろに当て号泣したことは、

僕だけの秘密だ……。


(良し!もう大丈夫だ)


震える体は呪文のおかげで、正常に戻り進む足取りは軽い、たんたんと足を進めると、ましろの部屋の前に着いた。


『ふぅーっ』


扉の前で一旦深呼吸をすると、立ちはだかる堅く閉ざされる扉にノックをする。 


『コンコン』


反応はない。


『ましろ、久しぶり!体調はどうですか?』


『前にましろと一緒に行ったお店の、チーズケーキを買ってきたんだ、良かったら食べてくれないかな?』


問い掛けに帰ってくる、言葉は無い……。


しかし耳を澄ませると『クスックスッ』と笑うような、声が聞こえる用な気がする。


(もしかして、笑っいるのか?)


僕は何かましろの壺に入ったであろう、言葉を思い返す。


もしかして!ましろも見ていたのかも!


再び僕は、守りの呪文を大声で唱える。


『リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール!』


すると、部屋の中から聞こえて来る、笑い声は明らかに大きくなっていく。  


『ガチャ』


扉が開く。


『もう!笑い過ぎてお腹が痛いよ!』


(ましろだ……)


堅く閉ざされて、空く事が無かった扉から、現れたのは、約2ヶ月振りに姿を見せる幼なじみ


しかしその姿に目をやると、着なれた部屋着らしき物がはだけて、目のやり場に困る。


『あっあのう……ましろお疲れさまです!』


『えっ?』


(違う!何を言ってるんだ俺は!)


『ましろ……服が……少し開放的とゆうか……』


ましろが目線を自分の部屋着に行くと。


『キャー』っと言うと同時に


『ガチャン』『カチッ』と扉を閉め鍵をかけて

再び扉は堅く閉ざされて行く。


『あぁーーー!』


『ごめん!今のは不可抗力であって、僕が服装を乱した事実は無い、従って僕に責任はない』


慌てて出た言葉がこれだった。


すると、扉越しからましろの声が聞こえる。


『優人おんなじ事前にも言ってたよ……』


えっ……思い返すけど、全然記憶に無い。

 

『あの、良かったらチーズケーキ食べませんか?所望でしたら、コーヒーの方も直ぐに準備致しますので』


少しの沈黙のあと、部屋の中からごそごそと音が聞こえて来る。


『ガチャ』


扉が再び開かれて、隙間からましろの姿が目に入り伺うと、先程と違い、揺ったりと余裕のあるパーカーを上から来ている。


『食べる』


ましろの表情はやや赤く染まって、少し不機嫌にも思えた。


『こっこちらで召し上がりますか?』


『そっそれとも一階で召し上がりますか?』


緊張しすぎて言葉が、かしこまってしまう。


『ここで食べる』


久しぶりにましろのぷくっと頬を膨らませる表情を見た気がする。


『おコーヒーか、お紅茶はいかがしましょう』


『コーヒーが飲みたい』


『はっ!直ちに準備します!』


僕は急ぎ一階に降りて、ましろのお母さんから

コーヒーを預かると、一滴も溢すこと無く、ダッシュで階段を駆け上る。


『はっ……はっ……』


『お待たせしました』


『私目はいかが致しましょうか?』


静寂が僕をさらにおかしくさせて行く……。


歓喜の汗なのか緊張の汗なのか、止まることがない汗が僕の背中に流れて来ている。


『入って良いよ……』


『はい……。』 やっぱり駄目か…………って


『えぇっーー!』


『良いの?』


『良いよ』


約2ヶ月間会える事がなく返信も無い状況で、

ようやくましろに会えて話す事が出来た!


沈黙の中ましろに案内されて行く。


急激に進展する出来事に頭の中が真っ白になりながら、


僕はましろの部屋の中でちょこんと座る。


何から話すべきだろうかと、考え頭の中をフル回転させる僕だった……。

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