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おれがいない間になんでこんなものができてるんだ? ずるいぞテオ。だが、でかした! おもての日誌に書けないことも、ここには好きに書いていいんだよな。じゃあ、まずはおれとブルーノの運命的な出会いから。あれは雷鳴轟く夕暮れ時だった。ドラゴン商人が連れてきた新入りの中にいたブルーノを見た瞬間、雷のような衝撃がおれの身を貫いたのだ。あの鋭利な牙ときたら……ああっ、いま思い返しても
あ、みんな、ウィルは医院に強制送還しといたから。(ラファエル)
おつかれ、ラフィー。よくやった。(ソール)
そのまま一生出てくんな。
だからレオさん、これ記名式っすから。(テオ)
こないだの賭け金、まだ払ってないやつは今日中にな。ばっくれたら倍にするぞ。(ルイジ)
あれ結果わかったんですか? 結局アレン王子の相手は誰だったんですか?(コリン)
そりゃエリノアール姫に決まってるだろ。あの姫さん、わざわざアルスダインまで追っかけてったんだぜ。お高くとまってるようで、案外可愛いとこあるよな。(クレイ)
本当に王子目当てなのか? たんに気晴らししたかっただけなんじゃないか? だから賭けはまだ終わってないぞ。(シド)
シドさん
どっちがどっちに?(ラファエル)
どっちもだろ。顔と財力は姫の勝ち。性格は王子の圧勝。(カルロ)
料理の腕も追加してほしいっす! アレン王子が作ってくれた野営鍋、絶品だったっすよね!(テオ)
たしかに。あれは金とれるな。(ルイジ)
ぼくも王子に一票です。じつは行軍中にマントが破れたとき、王子がささっとかがってくれたんです。しかもドラゴンの刺繍つきで。(コリン)
やべえ、結婚してえ。(フレッド)
気立てが良くて働き者って理想だよね。やっぱり長く付き合うならああいう子のほうがいいのかな。(ラファエル)
悪い、さっきから誰の話してるんだ?(フィル)
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