第28話「血気逸る猛攻!死を招くアイリッシュ海!!」

28-1 騎士との別離(わかれ)が危機を呼ぶ

「北海で見つかったって……そんな!」

「見つかってしまった事実は否定できん、クレスローは手と足だが」

「……最期まで迷惑をかけるつもりか。あの馬鹿は」

「……私でもどう受け止めるべきか」


 ビャッコ・フォートレスへも既に殉職の報せは届いていた。机をその拳でたたきつけながら頭をかきむしるコイに対し、両肘を机につかせて手を組むカプリアもうつむいたまま、怒気を声にこもらせる。そしてサンは口ではクレスローに憤るものの、バグロイヤーへの憎しみを以前より募らせていた所、


『すみません、僕たちがあそこで巻き込まれてなければ』

『ソラだけでなく、アトラスさんまでも……』

『ちょっと二人とも!? まだ安静にしてないとダメじゃない!!」

『ご、ごめんなさい……テディ君もアンディ君もどうしても話したくて』


 ――ポリスター越しに二人の姿が映し出された。モスクワ郊外の特別病棟、同じ病室のベッドで体を起き上がらせていたものの、額と手足へ包帯を何重に巻いたままの痛々しい姿を晒している。突如インド代表の二人が話し出した事へコイが戸惑い、マイがそれ以上に板挟みになっているような様子を見せていた。


『僕たちが私用のために教会にいなければ』

『こうも巻き込まれることはなかったはず』

『本来でしたら、僕たちが戦って……!』


 戦鬼軍団のチェンナイ襲撃に巻き込まれた為、インド代表の二人とも入院を余儀なくされていた。全治1か月で済み、奇跡的にプレイヤーとしての致命傷は免れただけ幸運ともいえたが、プレイヤーとして実戦投入が遠ざかっている現状に歯がゆさを覚えずにはいられない。アトラス戦死との報せを受けたとなれば猶更、戦えないわが身を嘆くものの、


「何言ってるのよ! 実際に戦ったこともないのに!!」

『ひっ!!』

「落ち着けコイと言いたいがな……私にも言わせてもらう」


ただ、彼らインド代表の血気盛んな主張は、むしろコイを逆撫でする結果となった。新参の彼らに守られるほど、アトラスが落ちぶれてもいないのだから。感情的になるパートナーをサンが窘めるものの、


「……腕は悪くないとしても、実戦に耐えうるだけ。敵を討てる保証はないと言わせてもらう」

『ご、ごめんなさい……でも!』

『テディ君、ここはサンさんが言ってることの方が、その』

『わかってます、わかってますけど……!!』


 サンは血気に逸るインド代表には、実戦経験が足りない点を指摘する。彼からして、プレイヤーとしての腕は悪くないと多少彼らを汲んでいるような配慮がされていたものの、テディとしてマイに制止されて落ち着ける様子ではなく、


『バグロイヤーに教会が……みんな死んだんですよ! なのにどうして!!』

『兄さん……すみません、でも僕たちにとって家を、家族を失ったようなもので……ですから』

「なるほどな……」

『もうやめてよ!!』


 テディがやり切れない怒りに駆られる――必死で兄を宥めるアンディだったものの、バグロイヤーを強く憎む気持ちはまた同じともいえた。

 戦鬼軍団に焼かれた南インド教会こそ、孤児同然の二人からは家同然――その教会が一瞬にして崩れ落ち、育ての親となる神父や同じ境遇の仲間達も失う結果となった。彼が血気に駆られる心境にカプリアが理解を示そうとした所、


『マイさん!?』

『急に一体どうされて』

『私なんかにできないよ! みんな死んじゃうし、酷い事言ってくるし、そのクレスローさんだって好きで……』


 マイがこうも死傷者が出てしまう戦いに対し、自分はハドロイドとして戦いたくないと涙目で訴える。パートナーの二人の気持ちは理解できても、自分が何も応えられない事を情けないと認めつつ。


「……確かに好きで死ぬほどの馬鹿はいないな、クレスローでもな」

『そ、そうですよ……クレスローさんが無理なら、私も』

「逃げているなら……いや」


 マイの主張が甘えた泣き言だと断じようとしたが、サンは思い留まった――マイは好きでハドロイドになったわけではなく、それまでごく普通の平凡な生まれと育ちだった13歳。軍人の家系に生まれ育ち、祖国と先輩を奪ったバグロイヤーへの復讐を貫かんとする自分と全く環境が異なるのだ。彼女を見限りかけた瞬間、


「――アマエルナ!」

『ひっ!!』

「ソウヤッテ、ニゲルナ、ツライノ、オマエダケ、チガウ、パルル、ソウオモウ、ワカルカ!」


 サンの目が見開いたが、それもこの中で終始無言を貫いていたパルルが口を開く。小さな彼女はマイを鋭い視線でにらみつけ、歯を食いしばった形相で噛みつかんと言葉を発する。最年少の彼女だが、最古参の猛者として十分マイを怯えさせるほどの気迫を示しており、


「オマエ、ナサケナイ、マケイヌ、マケイヌ、マケイヌ……」

「パルル、よせ!」


 それだけでパルルの怒りは収まりそうにない。珍しく感情に走る彼女の両肩から抑え込むようにカプリアは少しきつく彼女を叱りつけた。怒りを収束しつつも、まるでパルルはマイに個人的な恨みがあるように目をぎらつかせたままであり、


「……確かパルルも貴様と同じ。戦いと縁のない環境にいた筈だがな」

「……ダー」

「言いたい事はわかるが、あまり踏み込まないでくれるか。必死に頑張ってくれているからな」

「は、はぁ……』


 サンがパルルの境遇を触れ、生まれ育った境遇からマイが戦えないというとしたら甘えだと諭そうとした――自分自身より、パルルの境遇のほうがマイに近いと踏まえたのだから。

 ただパルルも決して冷徹に戦うだけの子供ではない。カプリアが彼女の胸の内で抱えている葛藤を知っているからこそ、彼が言おうとすることを遮る。ついでに彼の心境を察してコイがすかさずパートナーへ肘鉄砲を浴びせてもいた。


「よく考えてほしい。命令だけで割り切れない時もあるが、闇雲に先走ってもいけないことだ」

『わかりました……』

『今は早く回復することを考えます』

「今はそうして欲しいな。後悔のしない決断をするために」


 いずれにせよ、テディとアンディが入院している中で、彼らができることは心身ともども万全の状態に整えることだとカプリアは伝えた。彼らからの通信が切れた後、


「私たちも辛いがな……マーベルや玲也に比べたら泣き言は言えん」


 少し小声でカプリアは漏らす――ソラに続いてアトラスが倒れた事でプレイヤーの間で動揺が起りつつある。特に中堅となるアトラスが不慮の死を遂げた事が、フェニックス側へ、そしてアンドリューから後を継いだ玲也へ大きく影を落としかねないのではと。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「おいらが悪いっぺ、おいらが罠に嵌ったからアトラスの兄ちゃんが……」

「……目を背けてはいけませんが、言わせてもらいます。若のせいではありませんぞ」

「本当だっぺか……?」

「誰一人の責任ではありません……皆様がそれぞれ受け止めるのです」


 ――ドラグーンのアラート・ルームもまた沈みつつあった。フェニックス・フォートレスから発ったフラッグ隊がレスリストの墜落地点から、アトラスを回収する光景を目のあたりにしてラグレーが縮こまる様に震え上がる。バグストームとの戦いで、自分が罠に嵌った事が原因ではないかとまで思いつめている。

 ただヒロは彼を暖かく抱擁しながらも、この現状を受け止める必要を説いた。泣きつく彼を包み込むような微笑みを見せた後、憂いた様子で周囲を見渡せば、


「おい、いい加減出て来いよ……そんなことで目立ったら笑えないのによ……!!」

「シーンも悲しいの? ロスにいの時みたいに」

「そりゃ俺より目立って、懲りなくてもよ……そういう問題じゃないんだよ」

「シーンさんが、こうも……」


 ステファーとエクスへと背を向けながら、アラート・ルームの壁を一人で何度も拳を叩きつけながシーンが項垂れている。エクスからすればいつもの彼と異なる、悲嘆に暮れる姿を目のあたりにして言葉を失いかけているが、


「尼さんになってお祈りするとしても……何もかも遅すぎるかしらね」

「この空気に慣れたくはないんじゃがのぉ……来たな」


 リズの様子も、声のトーンは低めであり、彼としてこうでも冗談の一つ、二つを言わないとやっていけない今の心情を吐露する。ラルもまた同じスタンスだった所、カタパルトへ直結するエレベーターが浮上した。扉が開くと共に、ニアとウィンに肩を借りている玲也の姿があり、


「玲也様!? しっかり、気を確かに……」

「アトラスさんは……クレスローさんは!? 無事で……」

「ねぇ、まさかってことないよね!? 将軍……!!」


 自分を案じるエクスを他所に、玲也は息絶え絶えにイギリス代表の安否を確かめんとする。シャルもまた微かな希望を寄せてエスニックへと確かめんとするが、


「そのまさかだよ……誤魔化しきれない事態だよ」

「そんな……」

「アトラスさん……まだ、まだですよ。まともに謝っても……」


 エスニックからは避けられようがない事実を突きつけられる。力が抜けたようにシャルが虚脱したように崩れ落ち、玲也もまた同じように倒れ込もうとしていた。最も担いでいるニアとウィンの両肩への負担が上がる事となり、


「玲也君……ちょっと、ちょっと、ねぇ!?」

「玲也の兄ちゃん、大丈夫だっぺか!?」

「大丈夫じゃなくても、無理をしたんだ! 大丈夫な筈が……」

「ウィンさんも何物騒な事言ってるんですか!?」


 ぐったりと力が抜けたように倒れ込んだ玲也に対し、シャルとラグレーが揃って慌てだす。ラグレーに対し、玲也が無理を押した上で出撃したから当然だと説いていたものの――この状況では余計不安を煽りかねないとニアがすかさず突っ込んでいると、


「お、俺がアトラスさんにあんな事……アトラスさんに任せなければ……」

「こりゃあひどい熱じゃあ!はよう休ませないといかんぜよ!!」

「は、離してください……仇を、仇を……」

「ニア君、直ぐにつれていくんだ!」


 うわごとのように自分の責だと口にし続ける玲也を他所に、彼の額に手を当てたラルの意を汲むようにして彼をメディカル・ルームへと送る様にエスニックは指示を下す。彼の無理が既にたたっている事を危惧していたのだろう。彼女も直ぐに承諾して玲也に肩を貸しながらアラート・ルームを出た直後、


「あいつ、まだ戦う気かよ……」

「シーン、何か分かってるの~」

「いや、俺にもよくわからないけどよ……主役の目なんかな、あぁぎらついてるのはよ」


 すれ違い様に玲也の気迫をシーンは感じ取っていた――ステファーから問われると少し朧げな様子だったものの、玲也に対していつもの様な対抗心ではなく、ただ、呆然とした表情で認めてもいた。


「……それが玲也君だよ、私も彼に頼りすぎて情けなくなるよ」

「将軍がそうゆうたら、わしの立場がないぜよ。アンドリューさんから任されちょるがのぉ」

「互いに苦労する身で……おや」


 ――リーダーとしてだけでなく、プレイヤーとして玲也を酷使し続けた原因は自分にもある。最高司令官ながら、微かにエスニックが弱気を吐いたと共に、ラルは道化を演じつつ彼だけの責任ではないとフォローを加える。

 プレイヤーとして最年長、図体だけではない大人物の風格を兼ね備える彼だが、自分より年下の人物に気遣われては、総司令官としての威厳にも差し支える。自分が周囲を不安に陥れてはいけないと苦笑する彼の元に、ポリスターが鳴り響き、


「私が出ないといけない状況かい……?」

『は、はい……データにも見当たらないようでして』

『将軍に話があるとのことで……ロメロさんとフラッグ隊にはスタンバイさせてます』

「わかった、ただ丸腰で出てきたなら応じないとな」


 クリスとエルの口ぶりから、エスニックが少し怪訝な表情を浮かべたものの自分が立ち上がる必要があると捉える。直ぐに腰を上げ、


「将軍、こんな時に誰なの?」

「何を望んでいるか、まず相手の出方次第だ。シャル君は休んでくれて構わないよ」

「どうも気が気でないが……帰ったばかりではやむを得ないですかね」

「休める時に休む事も仕事だよ、ステファー君とラル君に今は任せてもらうよ」


 未曽有の相手が姿を現した事に対し、シャルが警戒していた。とはいえ万が一戦闘に発展した場合には、インターバルを終えてない自分たちには出る術がないと、ウィンは認めざるを得なかった。闘志を絶やさない彼女らを気遣いつつ、エスニックは直ぐに指示を下しており、


「そうそう。ラグレー君はジョイさんに診てもらうように」

「おいらだべか? 玲也の兄ちゃんと違って元気だっぺ」

「若、注意も用心も忘れてはいけませんぞ……まさかが誰にもありますからな」

「分かったっぺ……女医の姉ちゃんの所にいくっぺよ」


  エスニックとして直ぐに今後の方針を指示する。ラグレーの件に関しては、バグストームによって長時間竜巻の中に閉じ込められていた事からの懸念である。彼自身コンパチでさえ驚いていたほどの人並外れた身体能力の持ち主故、本人も今一つ理解してなかったものの、ヒロから諭されれば少し渋った顔で了承した。


「玲也さん、大丈夫でしょうか……」

「大丈夫に決まってますでしょう! 後でお見舞いでしてよ!!」

「……止めはしないが、弁えろとは言っておくぞ、シャルも休め」

「そうだね……玲也君じゃないけど、流石に僕もね……」


 玲也が戦えないとなれば、エクスやリンがこの部屋に留まる理由はないともいえた。シャル共々一度休むことが必要と捉えていた。かくしてブラジル、オーストラリア代表だけが残され、


「来るなら来やがれってんだ。いつでも仇を討ってやるから……」


 特にクレスローの仇を討つ事へシーンが意気込んでいた時だった。アラート・ルームの扉が開けば、新たな二人の姿が現れており、


「あら、ノータリンじゃない」

「……ノータリン? ロディだよね~、急にどうしたの~?」

「い、いや……アトラスが……アトラスがやられたと聞いて」

「それで今更現れて何のつもりだよ、ハッタリ野郎!」


 久々に現れたロディへと、リズは相変わらず期待を寄せてない姿勢ではあった。ステファーも彼の登場へ、少し素っ頓狂な声を挙げていた。ロディとしてアトラスの件から、思わずいてもたってもいられなくなった様子だったが――シーンはそんな彼に辛辣な態度を取っていた。


「シーン、喧嘩は駄目、良くないよ!!」

「い、今までは水に流してくれ! アトラスの仇を、弔いを……」

「お前がくたばっちまったらよかったんだよ! アトラスやクレスローじゃなく……」


 ステファーが止めようとするものの、シーンの耳に届く様子はない。今まで引きこもってばかりのロディが、プレイヤー面をして現れた事が我慢ならなかった様子であり、そのまま胸倉をつかんで、壁へと叩きつけ拳を振り上げるものの、


「いで……でででっ!」

「おい、あたしの前で何言ってやがる……あぁ!?」


 その途端振り上げられた右手首は、アグリカの手に握られる形で抑え込まれる結果となった。同じハドロイドとしての身体能力があろうとも、元の能力からアグリカの方に分があったのだろう。強く握りしめられれば、シーンは腕を動かす事も出来ず思わず悲鳴を上げていた。自分のパートナーを侮辱されようとも、基本その通りであると受け流すアグリカだったものの、今回ばかりは大きく状況は異なる。鬼気迫る表情でシーンを威嚇しており、


「謝るんじゃ。些細な事で腕を痛めたら話にならんぜよ」

「さ、些細な事って、あんたって人は!」

「……ゆうてえぇ事と、わりぃ事があるぜよ。わしをあまり怒らせんでくれんかのぉ」

「わ、分かったよ……悪かった、俺も言い過ぎた、謝るからよ!」


 少しドスを効かせるような、低い声でラルはシーンを叱りつける。いつものように落ち着いてはいたものの、彼が微かに見せた険しい表情は彼を威嚇させるには十分といえた。アグリカへ謝意を伝えると共に、掴んだロディの胸倉を外すと、


「ラル、凄い顔してた~」

「あたしだって、あんなラル見た事ないわよ……って、やだ。ちょっとキュンときちゃってる」

「そう見られたらちっくと困るんじゃが……アンドリューならそうしちょると思ってのぉ」


 リズでさえ見た事のない形相をしていたと評されたラルだが、いつも通りの余裕を取り戻しつつアンドリューの真似をしたのだと評する。感情に任せた諍いにより、プレイヤーとしての務めが果たせない事を危惧した為である。シーンが冷静さを取り戻した後に、今度はアグリカの方を振り向き、


「おんしが怒る気持ちも分かる、けんど腕を潰しちょったらのぉ……」

「シーンもシーンだけど、そのノータリンで代わりが効くか分からないのよ?」

「うぐ……余への風当たりはやはりこうも」

「そりゃそうだろ。今まで碌に活躍してないんだしさ」


 あくまでシーンの侮辱が度を過ぎていただけだとして、リズから指摘される通りロディが役不足であることをアグリカは否定しない。ロディもまた苦み走った表情を浮かべていたものの、依然と違って意地を張って反論まではしておらず、


「ただ、こいつもようやく切欠を見つけたんだよ。あたしだってプールサイドに飽き飽きしてるからよ?」

「お、俺に振ってもどうしようもないですよ! 勝手に出したらいけませんよね!?」

「そうじゃのぉ……けんど、将軍が許してくれる保証はないからのぉ」

「たは、ラルさんでも無理っすか。そりゃあたしも無理言っての事ですからね」


 少なからずロディがようやく立ち上がろうとしているものの、シーンは自分でどうにかなる問題ではないと、ラルに話を振る。そのラルでさえも芳しくない返事が出た時流石のアグリカも諦めかけた時、


「じゃが、ベンチに座っちょってもチームに変わりはないんじゃ。座っちょるだけなら誰にもできるがのぉ」

「まぁ、ノータリンも今まで座ってたんだしね」

「ぬぅ……なら余は大人しく試合を見物してろと」

「話はおわっちょらん。その控えの強さがなんぼかもチームの強さになるんじゃ」


 起ちあがった時は既に遅かった――ロディが現状へ悲観的になりかけるものの、ラルとしては今の彼の意気込みへ肯定的な姿勢を見せる。先ほどまで彼を揶揄っていたリズも大人しく聞く耳を傾けると、


「たかが90分かもしれんがのぉ、試合の最中はどえらい長く感じるんじゃて」

「つまり、流石のラルも体がもたないって事かしら?」

「わしもチームも同じぜよ……カンフル剤を入れんとのぉ!」


“アトラスの死が電装マシン戦隊に暗い影を落とそうとしていた。この膠着する状況を打破するために、電装マシン戦隊へと新たな風を、魂を吹き込む必要に立たされていた。バグロイヤー七代将軍は彼らの綻びを突くかのように攻撃を仕掛けてきた。この物語は若き獅子・羽鳥玲也が父へ追いつき追い越すとの誓いを果たさんと、抗いつつも一途に突き進む闘いの記録である”

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