Note3-1

小ネタ集 3冊目1頁

№91~105

 *

91

レンカ「こんなところに店が…」

ミナ「なんか見たことない物ばっかりね!見て見てこんなバネの出ている時計とか誰が買うのかな」

ククル「いらっしゃいませぇ」

レンカ「うお、びっくりした…。人がいたのか」

ククル「はい〜、僕はこのガラクタ屋店主のククルですよ」

ミナ「ねえ、このお店ってなんでこんな……売れない物ばかり売ってるの?正直そんなに魅力的じゃあないよねー」

レンカ「こらミナ、いきなりそんなこと言うなよ失礼だ」

ククル「うーん、確かにこのお店で売っている物は人によっては魅力的ではないかもしれません。でも貴方がたがこのお店に来たということは、ここの物たちが貴方がたを呼んだのかもしれませんよぉ?」

レンカ「物が、アタシらを?」

ククル「そーです。物にも意思がありますから」

ミナ「ふーん、随分とふわふわとした考えね」

ククル「勿論憶測だけではないんですけど、まあこれも何かの縁。貴方を呼ぶ物を探してみてはいかがでしょう?」

レンカ「そうだな、せっかく来たんだし」



92

レザル「どうせオレは一人なんだよ。だからもうオレに構うな!」

ブルハ「ぶっ……あははははは!!!」

レザル「!?」

ブルハ「何それあはは!そんなセリフ本当に言う人初めて見た!ねぇねぇ、今のもっかい言って!!」

レザル「えっ……」


リーリィ「ちょっとブルハ!そんな不潔な子拾ってきてどうするつもりなの?」

ブルハ「不潔じゃないよ!レザルはギルドメンバーだもん!」

レザル「…………」

リーリィ「まあ!あなたはまた勝手に……。ブルハ、その子私に近づけないでくださる?不潔が移るわ」

レザル「…巻き毛ババァ」

リーリィ「なんですって?」

ブルハ「リーリィの巻き毛は毎日セットしてるんだよー!」

リーリィ「その情報は今公開しなくてもいいわ!…ま、このリーリィの邪魔さえしなければいいのですわ」

ブルハ「ひゅー、リーリィは今日もキレッキレだね!」


そして流れ流れでギルドに連れて来られたレザル。

ブルハ「ユーレアさん!なんか子ども拾ったからギルドにいれていい?」

ナギア「子ども……?」

レザル「……いや、オレは一言も……」

ユーレア「いいよー!」

ナギア「待て待て、即答?!」



93

リオ「…コイントスをしようか」


カズト「裏」

ミナ「裏」

レンカ「裏」

リオ「………………表」



94

「どうしたの?」

「それはこっちのセリフ……。なんで、」

「いやぁ、前になんかの本で読んだんだけど……目が覚めた時に隣にスーパー美少女がいると高確率で青春ラヴストーリーが始まる、らしいんだけど。どう?恋に落ちそう?」

「いや……それはないな」

「あちゃー」



95

ネム「ところで、ユイ姉ちゃんのそのリボンってどこで……?」

ユイ「あ、いや……これは、もらい物なんですよ。大切な物です」

ネム「……お姉ちゃんも顔赤いですよ!」

ユイ「そ、そんなことは……!」



96

レザル「(勇者なんかに憧れてなんか……でもクールに敵を切り伏せるあの格好はかっこいいな……他人をものともしないあの堂々とした態度、オレには無いものだ。あの勇者は好きになれないけど、少しでもあの勇者に近付けるようになれれば、姉ちゃんだってオレを頼りにしてくれるかな)」


レザル「……いやそもそも、ユーレアさんや姉ちゃんをここまで魅了するあの勇者はやっぱり気に食わない」

ブルハ「なになにどーしたのー?難しい顔して!嫉妬?」

レザル「ね、姉ちゃん!?いや、違う、嫉妬じゃないこれは……」

ブルハ「じゃあ憧れか!カズトさんかっこいいもんね!」

レザル「違うっ!そんなのない!!」

ブルハ「ユーレアさああん!レザルが――」

レザル「姉ちゃんやめて」



97

カズト「お前は少しくらい人を疑う癖をつけた方がいい」

レンカ「そう言うアンタはまず人を信じたらどうなんだ」

ミナ「カズトの意見にさんせー。レンカはお人好しすぎるのよ」

リオ「最初から斜に構えてるお前らはレンカちゃんの心の広さを見習った方がいい!」



98

リオ「ルアは髪長いよね。前はボクがいつも髪を梳いてたけど、ボクがいない間も誰かにやってもらってたの?今もこんなに綺麗だしさ」

ルア「んーと……おともだちに」

リオ「おともだち?」

ルア「屋敷に遊びにきてるみんな。私のために何でもしてくれる」

リオ「……ん?それって……」



99

サキネ「…セイム様、何をなされているのですか?」

セイム「…」

シオン「あー…なんか、こないだ見た映画にすっかりハマっちゃったみたいで、目を閉じて念じれば空飛べると思ってるみたいですよ」

サキネ「バカバカしい」

セイム「んんっ、なんか急に悪口言われた気がする」



100

セイム「今度はおれがサキネを守れるくらい強くなるんだ!」

サキネ「セイム様……。無茶はお止めください、人にはできることとできないことがあるのですよ」

セイム「ひどい!!!」



101

ルア「どうかしましたかお兄様?ルゥの顔がおかしいですか?」

リオ「い、いや、その……すっごい似合ってるよ」

ルア「?」

リオ「髪の毛、誰かにやってもらったの?」

ルア「髪の毛……ああ、多分ばあやですわ」

リオ「ばあや?」



102

ベル「グルさんー」

グル「ん?」

ベル「にへへー、何でもないっ!」

グル「なんだよ」

ベル「本の世界を考えるのもいいけど、こうして本当の世界を見るのも楽しいなーって思ったの。グルさんはこの世界は好き?」

グル「……。そうだな」

ベル「あー、この世界のどこに真実の花があるんだろー」


ベル「……いつか絶対見つけようね」



103

ユーレア「ようこそ!ギルド《ルリツグミ》へ!歓迎するわ!」

シャルル「あ、と…よろしく……」

ブルハ「新人の子!?はじめましてー!私ブルハって言うの、よろしくね!えっと……」

シャルル「……シャルル」

ブルハ「シャルルくん!よろしく!!」

握手

シャルル「……!?」

ユーレア「もしかして照れてる?シャルルくんかわいーー!」

シャルル「やめ…う、うるさい……!」


レザル「あいつ殺す……」

ナギア「やめとけ」



104

ヒスイ「シャルくん、ずばりどっちが好き?」

シャル「……何が?」

ヒスイ「もちろん、胸の大きさよ。どっちのが好き?私はユーレアさんのあの豊満な大きさ、申し分ないわ」

シャル「…………は?!」

ヒスイ「それともブルハみたいにまだ未発達な方が」

ブルハ「ヒスイさん!!こんな幼い子に何聞いてんのーー!ダメです!養育に悪い!」

ヒスイ「いやあ、だってシャルくんも立派な男の子だし興味はあるっしょ」

ブルハ「でもーー!シャルくん顔真っ赤だよ!!?ちなみに私とユーレアさんならどっちが……いてっ」

ナギア「お前ら新人で遊びすぎんな」

二人「はーい」



105

セイム「サキネはおれが絶対守るんだ!……ってずっと言っててもしょうがないよな、守るためはおれが強くならないと。『己を慕う者を守るのが上に立つ者たる務めであり努めである』、ずっと父さんが言ってた言葉……。うおお!!早く勇者になるぞ!!」


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