ラブコメ

センターピース、飾るのは龍

「センターピース、飾るのは龍」作・樋口芽ぐむ さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054887407666

※ 現在作品は下げられています。


 ──元有名子役、金持ち、でもやばい美青年とおっさん料理長の笑う純愛。


「俺」こと山田文蔵が雇われ料理長を務めているカフェに芸能界を引退した元子役、美青年の青木澄也がバイトとして採用された。

 ひょんなことから恋仲になる二人だが、澄也は思ったよりやばい奴で――。


 ◇


 ラブコメです。

 一話目からとにかく笑いました。傑作です!

 以下は私のレビュー。


 ──自虐語りにとにかく笑う。でも料理は特上フルコース!


 主人公。47歳。ゴリラ顔の料理長。

 なんとも愛すべき好人物。なのに、彼氏が出来たためしがない。


 バイト。25歳。元子役の美男子。てんこ盛りに訳あり。

 料理長は彼のハートと胃袋を掴むことが出来るのかっ?


 主人公の一人称で語られる話だが、彼の自虐語りにとにかく笑う。

 しかし自虐は自虐でも、彼は自分を卑下していない。

 自分を自分として受け入れていることが、彼の包容力となっている。

 清いのだ。心根が。そして強い。


 バイトくんに振り回される彼だが、なんと温かく、時に涙ぐましく(笑)

 優しいことか。


 ダークな部分もカラリとした展開で上質なディナーは進む。

 食前酒から食後のお酒まで、どれもこれも厳選素材と惜しみない手間暇で。


 嗚呼。美味! お腹いっぱい!

 こんなフルコース。そうそうないですよっ!


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