いつもひそかに生きてる

「いつもひそかに生きてる」作・@naka-motoo さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054885165152


 ◇現在、作者様の都合により、作品は下げられています。


 作者様作品紹介文


 いじめを無くす目的に特化したエッセイを書こうと思いました。

 ツイッターの中でいじめを無くそうと真剣に行動している若い方たちに触発されたからです。

 ただ、わたしの独りよがりでは目的が到底果たせません。

 どうぞ、ご感想、厳しいご指摘等をいただけないでしょうか。

 わたしは、本気で、いじめをこの世から無くしたいんです。


 ◇


 いじめの心理構造を、あらゆる角度から綴っているエッセイ集。

 百話あります。

 残酷ないじめ体験のある作者ならではの鋭い視点。

 いじめた側や傍観していた側にとっては、目を塞ぎたくなることばかりかと。


 いじめなんていう生易しい言葉自体、私は嫌いです。犯罪ですから。

 渦中にいる者にとっては全世界が敵です。死ぬことしか考えられない。

 それが何年も続いた場合どうなるでしょうか。傷は一生残る。癒えません。


 本気のエッセイだと思いました。

 なかなかここまで突っ込んだものはないと思います。

 いじめを乗り越えたサバイバーは、厄災を一手に引き受け打ち負かしたヒーローだと私は思っています。


 一部を抜粋します。


 ならぬかんにんするのこそ

 まことのかんにんと皆さんよ

 かんにんすれば智慧すぐれ

 かんにんする人慈悲ふかし


 ならぬかんにんをする。

 本当にいじめを無くそうとすれば、いじめる側が、「いじめたい」という衝動を、かんにんして溶かして消し去っていく方法を考えなくてはいけません。

 これは、子供たちにはできないですし任せておけないことです。

 親であったり教師であったり社会人であったりといった大人が果たすべき『義務』ではないでしょうか。


 ですけれども、いじめる側に、「ならぬかんにん」を求めるような教育がされているようにはわたしには見えません。いじめる側にも正当な理由があり、いじめられる側にも問題があるというような風潮が未だに根強く残っているように感じます。


 これは単なる道徳の形而上的な言葉ではないとわたしはようやく気づきました。

 どこまでも生身の人間を救おうとする実践の、本気の言葉です。

 教育すべきはいじめをする人間です。


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