人間レベル
「人間レベル」作・橋本 さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881580022
作者様の作品紹介より抜粋。
ある日突然現れた神が、『人間レベル』システムを世界に公表した。
善行は加点し、悪行は減点する。
それだけの単純なシステムの施行により、世界は善行で溢れるようになった。
だがそれらの善行は、他人ではなく自分を救うための偽善的なものだった。
青年、平野雄一はそんな偽善者たちを蔑み、今の世に強い憤りを感じていた。
だが一人の心優しい少女との出会いにより、彼の善行への考えは徐々に変わっていくこととなる。
善とはなにか。偽善とはなにか。
雄一はその答えを見出そうとするが……。
◇
この話。正直いってエグイんです。
もちろん誉め言葉ですよ。☆みっつじゃ足りないと思いましたから。
もうねぇ。ストーリー展開が凄いんですわ。
善悪がポイント制。その点数で天国行きか地獄行きかが決まる。
そんな世界のお話なんですけどね。単純に、いいことと悪いことって決まらないじゃないですか。主観的にみていいことでも、相手にとっては余計なお世話だったりするし。んで、当然のように世の中に偽善が蔓延するわけです。
善行に対して、「ありがとう」ではなく「おつかれさん」と言うようになる。だって、そのいいことって自分のポイント稼ぎのためですからね。
ただ、相手がどう感じたかの部分もポイントには関係してて。そこいらはネタバレになるので、後は読んでみて下さい。
神ですら、システムの不完全さを察しています。皮肉ですね。
んで深いわあ。
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