Let's 寝具!

作者 六畳のえる

いざ戦場へ──青春のすべてを枕に懸けて

  • ★★★ Excellent!!!

枕投げ。
この言葉を聞いてあなたは何を想像しますか?
修学旅行? 悪ふざけ?
とんでもない! 枕投げは戦争です!

キャッキャウフフな青春を求めて高校に入学した、視力と聴力に優れた爽斗。先輩に声をかけられて温泉部に入る……が、その実態は枕とトランシーバーを手に戦場へと赴く枕投げ部だった!?

何を言っているのかわからないと思いますが、実際そうなんだからしょうがない。
こんなハチャメチャな内容なのに、とてつもなく面白いのだから敵いません……。

まず先輩たちがステキすぎる。
身軽でアクロバティックな小さい(大きい?)女の子。
抜群の記憶力で試合をコントロールしながらも、変態的発想が変態過ぎる変態。
鮮やかなトリックプレーをしながら、本作に淡い青春を添える先輩。
そして、五帝(!?)の一人にして枕投げ部を創設した、笑い声のステキな部長。

次に技名がステキすぎる。
でもどの技がお気に入りかって言われると困るんですよね。全部なので。
マジでそのネーミングセンスくださいってなりますね……。
なるほど、あれとあれを掛けてるんだな!って閃くとさらに楽しいです。それが30種類くらい(もっとか?)出てくるのだから本当にすごい!

最後に戦略的枕投げバトルがステキすぎる。
トランシーバー、中継器、盗聴、宴会場、メディック……。必殺技と駆け引きが盛りだくさんです。
深夜の旅館を駆け回る部員たちの姿がありありと浮かんでくるんですが、その描写がほぼファンタジーなんですよね。
悪い意味ではなく、青春ものとバトルファンタジーって、本来はなかなか両立できないものだと思うんです。
ところがこの作品はそれを両立させた上に、のえる先生お得意のコメディ要素までぶっこんでくるものだから、もうお腹一杯です。最高です。ありがとう神様!

さて、そんなステキすぎる青春枕投げバトルですが、ぜひ読んでみてください!
きっとあなたも投枕(とうちん、と読みます)したくなるハズ!

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