Let's 寝具!

作者 六畳のえる

313

111人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

枕投げ。
この言葉を聞いてあなたは何を想像しますか?
修学旅行? 悪ふざけ?
とんでもない! 枕投げは戦争です!

キャッキャウフフな青春を求めて高校に入学した、視力と聴力に優れた爽斗。先輩に声をかけられて温泉部に入る……が、その実態は枕とトランシーバーを手に戦場へと赴く枕投げ部だった!?

何を言っているのかわからないと思いますが、実際そうなんだからしょうがない。
こんなハチャメチャな内容なのに、とてつもなく面白いのだから敵いません……。

まず先輩たちがステキすぎる。
身軽でアクロバティックな小さい(大きい?)女の子。
抜群の記憶力で試合をコントロールしながらも、変態的発想が変態過ぎる変態。
鮮やかなトリックプレーをしながら、本作に淡い青春を添える先輩。
そして、五帝(!?)の一人にして枕投げ部を創設した、笑い声のステキな部長。

次に技名がステキすぎる。
でもどの技がお気に入りかって言われると困るんですよね。全部なので。
マジでそのネーミングセンスくださいってなりますね……。
なるほど、あれとあれを掛けてるんだな!って閃くとさらに楽しいです。それが30種類くらい(もっとか?)出てくるのだから本当にすごい!

最後に戦略的枕投げバトルがステキすぎる。
トランシーバー、中継器、盗聴、宴会場、メディック……。必殺技と駆け引きが盛りだくさんです。
深夜の旅館を駆け回る部員たちの姿がありありと浮かんでくるんですが、その描写がほぼファンタジーなんですよね。
悪い意味ではなく、青春ものとバトルファンタジーって、本来はなかなか両立できないものだと思うんです。
ところがこの作品はそれを両立させた上に、のえる先生お得意のコメディ要素までぶっこんでくるものだから、もうお腹一杯です。最高です。ありがとう神様!

さて、そんなステキすぎる青春枕投げバトルですが、ぜひ読んでみてください!
きっ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

ただの枕投げと思うことなかれ。
これは紛れもなくスポーツで、そして青春だ。

作中で繰り広げられるのは、身体技術だけでなく頭脳、チームプレーを駆使した高度な戦い。

読み始めた頃は主人公と同じ目線で「いやでも枕ですけど!」なんてツッコミをしていたのが、終盤思わず手に汗を握り、「そうだよな、枕だよな……!」なんてスポ魂に満ち溢れた気分で読まされてしまっている。

枕投げをする部活、というネタからここまでリアリティのある設定に深堀りできる作者の技量がすさまじいです。

いやほんと競技化されてほしい。
あわよくばウォーターボーイズみたいな感じでドラマ化されてほしい。
というか箱根あたりで温泉旅館予約するんで一緒に枕投げしません? ルールはメディック戦な!

そして最後の不意打ちにはみなさんほんと気をつけて……!
豪速球の枕が隠れたところから飛んでくるんで……!

ショートバージョンの時からこの作品のファンだったので、長編化して再び楽しませていただけたことが嬉しいです。

にしても灯ちゃんはなぜ枕投げ部に入ったのだろう……それだけが謎です。
(レイジとひーちゃんはなんとなく察しました笑)

★★★ Excellent!!!

蕎麦殻か、ポリエステルか、それすら時には問題ではないのだ。

弾丸は二発の枕。
深夜の温泉旅館、身体と知恵と身の回りにあるものと、総動員して立ち回れ。

宙を舞う金髪、風をきるスリッパーズ、忍び寄る足音へ、狙撃せよ回転式アンダースロー。

山へ籠もれ、鍛えろ目と耳。敵を先に見つけて生き残れ。

敵の攪乱を見破れ。

壁を駆け上る敵、翻る布団。演舞のように弾丸をかわす敵将へ、一瞬の隙をついて枕を打ち込め。

その時、枕投げは青春の輝きを放つのだ。

では、これより温泉へ向かう。
各員、健闘をいのる!

★★★ Excellent!!!

皆様、枕投げってしたことありますか?

そうそう、合宿や修学旅行なんかでキャッキャウフフと楽しく投げ合うアレです。

遊びのつもりが本気になって、ガチバトル化してしまった経験があるという方もいらっしゃるのではないかな?

今作はそのガチバトルの先……いや、斜め上を行く、『枕投げを競技にしちゃった』物語です。
いえ、競技なんてなまっちょろいもんじゃありません。これはまさに戦。生きるか死ぬかの闘いです。(※比喩ですよ!)

『温泉部』なんて男子高校生のハートをズキュンと撃ち抜くような名前に釣られて入部したが最後、枕を手に枕から身を守り、枕に襲われ枕で敵を倒す日々が始まってしまうのです!

それが主人公の爽人の置かれた状況。
ところが彼には、他の皆にはない唯一無二の才能があり、それを活かして数々の死線を潜り抜けていきます。

次々に倒れ行く仲間、皆の屍を超えても倒さねばならぬ敵、一つの戦場を抜ければまた更なる熾烈な戦場が待ち受ける…………何を言ってるのかわからないかと思いますが、枕投げの話です。

競技として確立(?)しているだけあってルールもきちんとしているのですが、それよりもすごいのが登場人物一人一人に『その人にしかない特殊な能力が備わっている』ということ。

個性豊かなメンバーが、それぞれの特技を活かして繰り出す多種多彩な必殺技は圧巻の一言!
やはり一芸に秀でた者でなければ、この過酷な戦を生き残ることができないせいでしょう。

……何を言ってるのかわからないかと思いますが、枕投げの話です。

このように語ると、さぞ殺伐とした恐ろしき物語なのであろうな……と引かれるかもしれませんが、とんでもない!
四方八方に散りばめられたセンスの高いギャグに笑って腹筋が鍛えられ、甘酸っぱい恋の香りにキュンキュンして胸筋が鍛えられ、主人公の成長と仲間同士の絆に感動して目が潤い……と、心にも体… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

レビューする気あるのか⁉ 
まあ、そう言わないでください。

さて、みなさんは「超電磁砲」と書いて何と読みますか?
そう、「ちょうでんじほう」ではなく「レールガン」ですよね。
では「禁書目録」は?
簡単すぎましたかね。そうです「インデックス」です。

では、「軌道確保」ならどうでしょう?

……きどうかくほ?
ブー! 違います。これは「スケート・ストレート」と読みます。
では、「脳内俯瞰」は?
「回って放って」は?
「履かない命」は?

もちろん、そのまま読むなんてことはないですよ。
答えはこの作品の中にありますので、ぜひ探してみてください。

この作品の最大の魅力は紙面を生き生きと跳ねまわるキャラクターたちと、彼らの「特殊能力」とでもいうべき技の数々、そしてそのネーミングセンスです。

主人公の灰島爽斗は「知りすぎた男」(読み方は作中で!)という彼の持つ索敵能力を生かし、真っ暗闇の中を仲間たちと共に戦います。
その爽斗たちの前に立ちはだかるのは「五帝」と呼ばれる最強のライバルたち。
彼らもまた超人的な技の数々を駆使する仲間を引き連れて、爽斗たちに襲い掛かります。

爽斗たちは五帝を撃破し、最強の座を手に入れることができるのか!
血と汗と涙と妄想がほとばしる戦場で、今、戦いの幕が切って落とされる!!

あ、いい忘れてましたが、枕投げの話です。

★★★ Excellent!!!

義務教育を終えて、一気に広がった新世界――高校の校門をくぐったときのワクワクドキドキ感を思い出しながら、読み始めました。

枕投げ部の部員たちは、主人公も含めて、みんなちょっと変わった奴ら。まぁ、枕投げ部な時点でお察しですが。


馬鹿馬鹿しいと読む前は思うかもしれません。
でも読んでいくうちに、きっと彼らを応援しているはずです。

ぜひ、ご一読を。