カクヨムで書いてますか?

 変なエピソードタイトルですかね、先輩?


 「お前だってカクヨムで今書いてるだろ?」ですか?


 そうです、それはそうなんですが……今回話題にしたいのは、小説を書くのに使っているツール、執筆環境の観点でのカクヨム、です。


 カクヨムで作業完結してる方っているのかな?

 というのが疑問なのです。


 たぶん、それができる方は天才だと思います。

 なぜかというと、私では、それで、小説がちゃんと書けると思えないからです。


 とある先輩方に、カクヨムはあくまでツールの1つだ、ここでの評価がすべてじゃないよ、他になろうとかもあるんだよ、と優しく諭された時に、私は安心したものです。やっぱり皆さんこの環境だけじゃないんだなって。


 え?「お前じゃあどうやって書いてるんだよ」ですか?


 創作論が書けるようなレベルになってから書く内容な気がプンプンしますが、自分の書き方について大体固まってはいるものの、これでいいのかな?というのは常々考えておりますので、では、最近の長編でのやり方をちょっとだけ。先輩方のツッコミ大歓迎です。好きにしろ、と言われてしまいそうでは、ありますけれど。



<思いつく>

 まず、ネタ思いつきます。


 これは突然降ってきます。どうしようもないです。

 普段から余計な勉強たくさんして、余計なこといろいろ考えてると言われればそうですが、精神疾患のようにも思えます。

 ちなみに作品テーマとかも、なぜか平行して決まってしまいます。浅いかも?


 その後、一応グーグルと最近ではカクヨムで検索して既存作品無いか探します。

 あれば、アイデアアレンジできないときはここで終わり。忘れます。

 なければ、もしくはアイデアアレンジできそうなら、iPhoneのテキストツールで「ネタ帳」にメモします。

 「ネタ帳」にはたくさんの物語のアイデアが積もってゆきます。



<構想を練る>

 iPhoneに書いた「ネタ帳」メモを時間があるときに「個別作品」のメモに膨らませます。

 世界設定、プロット(話の展開)、キャラクターは概ねここで出来上がります。


 世界設定は、時には紙に地図書いたりします。


 プロットは、この時点では、本当に大まかに、章構成とエンディングを考えるレベルです。


 キャラクターは、必要そうな人物を書き出します。そのため、物語上の立ち位置は最初から決まっています。そして外見、性格、担当希望CVあたりの基本を決めたら、心の中で圧迫面接します(主人公好きか嫌いかとか、とかとか、セクハラ含め)。そこで、発見した新たな事実を「個別作品」のメモに書き加えます。

 気に入ったキャラクターは勝手にしゃべってくれるので、気に入った言葉を「名言集」のメモに加えます。



<構想をまとめる~書く>

 ここからは、とあるデバイスとiPhoneを平行で、相互作用的に使い、世界設定、キャラ設定、ストーリーの流れを深めながら、実際に書きます。

 基本は、世界及び人物設定やプロットを、詳細なものにしてから、本文に取り掛かる順です。

 時には、本文書き途中で設定・プロット変更とかも、それはあります。ご愛敬。


 とあるデバイスとは何か、DM200です。何だっけ? という方もPOMERAとかポメラの名称でなら聞いたことないでしょうか?


 イメージはワープロなんですかね? もうテキストを書くことしかできないツールです。


 え?

 「それじゃあ、iPhoneでもいいのでは?」ですか?


 iPhoneで、自分好みのアウトラインエディタを見つけられなかったのです、私。

 アウトラインエディタでないと書けません。それにキーボードはやっぱり必要。


 「アウトラインエディタ何それ?」という方がいたら……そうですね、パソコン等の画面をイメージしていただいて、その左側に各章のタイトルや各キャラの名前が出ていて、それぞれ押すと右側にその内容が表示されるようにできるツールです。左側上下の順番入れ替えとかもサクサクできます。左側は階層をつけて多段階にもできます。


 こんなかんじです↓


左側イメージ


●世界設定

 +魔法世界マギアムンド

  :


●キャラクター

 +俺

  +魔導士の俺

  +魔剣士の俺

   :

 +女神ティアマト

  :


●ストーリー

 +1章 転移

  +第1話 俺、女神をじっくり眺め回す

   :

 +2章 冒険の始まり

  :


●資料

 +神話の女神たち

 +武器・防具

 :


 つまり小説のテーマ、世界設定、キャラ設定、資料と本文をまとめて管理でき、必要な時に参照しつつ書けるということです。

 書きたいところからどんどん埋めていける!


 別に上記の階層に限定されず、自分のアイデアツリーの階層化で良いので、自分の脳内、書き手としての整理法に合わせて好き勝手に整理できます。

 上のだと、小説のテーマや、説明・要約を付け加えてもいいかも。


 こんな感じで、私にとっては必須なのですが、皆さんはどうでしょうか?


 アウトラインエディタには私こだわりありまして、iPhone、パソコン他デバイスいろいろ探して試してきましたが、DM200に落ち着きました。


 パソコンで他のアウトラインエディタも使ってはみましたが、自分スリープ使わない(バッテリーがへたるでしょ!)派なのと、PCの重さと画面の大きさ(=表示の快適さ)のバランスがとれないことから、ダメでした。


 ノートPC前提ですみません。

 うちのデスクトップPCはCPUが多コアでTDP140Wもあるので、付けてると夏は暑くて。そろそろ暖房がわりになるかもなレベルなのです、これの熱。消費電力も気になるのでVRゲームとか負荷が高い作業だけで使用しています。

 あと、ノートPCは持ち運びできていいですしね。同じマシンでどこでも作業出来るという利点があります。


 ですが、そのノートPCにしても、画面の大きさがそれなりに要求されるので、ライト用途メインで使っているレッツノートRZで微妙にキツかった時点であきらめました。やっぱり個人的にPCだと13インチは欲しい……。

 他のノートも無くはないですが、持ち運ぶのに重いし、やっぱりスリープじゃないとすぐに書けない! ストレスっ!


 構想をカードに書いて並べ替えたりもできるソフトウェアのScrivenerでも書いてみました。

 これ、好きな方は好きだと思います。使っててワクワクはしました。

 おそらくPCのアウトラインエディタの最終形態だと思います。

 でも、私的にPCだと、上記のスリープ、画面問題があり、タブレット・iPhoneでも画面問題があり、結局上手く使いこなせませんでした。


 そしてそんな時に出会ったのがDM200でした!


 この子はですねー500gくらいで軽いんですよ。ペットボトルレベ~ル。起動も速い! 電源はいざとなったらモバイルバッテリーで供給可能! 画面も専用なので見やすい!


 そして、おそらくこの型から別ファイル左右同時表示が可能になっています。

 10万字超えるモノを複数ファイルに分けるときとか、シリーズモノが複数ファイルあるときとか、設定・キャラ・プロットファイルを本文と分ける時とか便利便利。

 ちなみにATOK内蔵です。


 何より書くことしかできないので集中できる! あ、ネタ探しとか、調べものは、iPhone、PC、書籍で必要なときにやる感じです。併用併用。


 現状、1ファイル上限が10万字なのが欠点なくらい。

 このエッセイ、今日の分で10万字超えてますので、もう入りません。

 まあ、この辺りは使い方でどうとでもなります。


 興味もたれた方は、電気屋さんで触ってみてくださいね。

 カクヨム書き手さんなら、短編書いてその場で試せると思います。

 ネックは値段……高いんですよね(泣

 こんな高いものは私なかなか買えないので、買うときはかなーり店頭で試した記憶があります。

 でも後悔してません、前よりも格段に書くの早くなれたので。

 クオリティはこれからとしても、生産性はアップアップ。

 バッテリーが死ぬまで付き合えそう、この子と。


 あ、私はキングジムさんの回し者ではないですからねっ!

 ……

 ……

 あれ?なんだっけ?

 そうだ、カクヨム書き手さんに問いかけるんだ!私!




 今回のわからないこと


 書き手さんは、何使って書いてらっしゃるのかな?

 ……小説の書き方ってこんなもんですかね?




追記1)

 PCの場合は避けて通れない、アップグレード。


 Windowsは半期ごと、Macは一年ごとですが、毎回アップグレードで問題が発生しないかドキドキしますね。私は、PCを複数台所有していますが、生活上重要なマシンのWindowsはPro版でWindowsUpdateを「半期チャネル」にして、リリース即自動でアップグレードされないようにしています。iPhoneは全力でアップ拒否しています!


 最近は、Windows 10 October 2018 Updateで、「データ消失」バグが出ちゃったみたいですね。macOS 10.14 Mojaveは、Macbook Proが対象でバッテリー問題? うちのはMacbook Airなので関係ないのかな? そういえばAir上のparallels desktopとWindows10Proどうしよう……。


 とりあえずこれはもうちょっと待ちかな……。そもそもDTMに使っているソフト他が対応を明らかにするまでは上げられないのですが。I/O(入出力)関わるのってドライバが絡むからか、時々ダメになるんですよね。筆圧4096感知のお絵かきマシンとか危険! メーカー様、人柱様、検証の程よろしくお願いいたします!


 台数もあるので、アップデートは毎回頭を悩まされます。

 「ぼくのかんがえたさいきょうのPC」みたいに持ち運びできる軽いノートPC1台で何でもできればいいのですが、そうもゆかず。

 ライトな用途専用機、お絵かき専用タブレット機、開発専用機(Mac)、VR等ハードな用途専用機、ストレージ専用機(LinuxなNAS)……全部新型ハイエンド仕様ではないにしろ私PC増やしすぎ! まるで第二次世界大戦時の戦車か飛行機か、ですね。


 (可能なものは、メモリ追加や、HDDを自分で最新のSSDに交換するという私的魔改造で寿命伸ばしています。ノートPCの分解楽しいです。あ、半田使う系は私には無理です!)


 上記ネタは、ガールズ&パンツァーや、艦これを嗜んだ先輩であればおわかりいただけると信じています。

 でもやっぱり、どんな目的・用途でも耐えうる最近の戦車やマルチロール機みたいなのが欲しいんですよね~、1kg以下で8C16TなCPUでVRレディ(WindowsMRはNG)で筆圧感知なノートPCが早く出てほしい!

 あ~でも、絵とか、動画とか、プログラムの動作確認とかにはスペック違う実機が複数あったほうがいいんですよね……うーむ。


 どんな目的・用途でも耐えうるという意味では、実は最新のThunderbolt3端子搭載ノートに外部GPUユニット接続で、ある程度解決しそうですが(おそらくガンダム0083のデンドロビウムみたいなイメージです)、ノートのCPU、まだまだデスクトップに及ばないですからね~。あと、パワーとバッテリーの持ちはトレードオフなんですよね~、はい、無いものねだりです。

 その前に、この構成が購入できるお金がありません! 貯金貯金。


 こう考えると、しかし、DM200は優秀です。アップグレードはしたいときにすればいい。通信機能を使わなければセキュリティも問題ないですからね。小説は消えないように、区切りの良いところでPC経由でDropboxとかに突っ込んでおけばいいですし。クラウドも信頼100%にはならないので、もちろん外部メディアやPCにも複数バックアップ。同期(全部同じものにすること)は、一斉にやっておけば問題なしです。


 ……先輩方って、そういえば小説のバックアップってどうされてるんですかね?

 クラウドに突っ込んでいる感じですか~? これ本文に書けばよかったかも。




追記2)

 考えてみると、短編はちゃんと書いたことがなかったのです、私……。


 なぜかというと、いつも、素敵な縛りキツイ御題の自主企画に巡り合う~衝動を大切にそのままカクヨムで書く、なので、基本1時間、長くても推敲含め2時間はかけたことがありません。(かけてもクオリティがあがらない、あげられないという……)

 むしろ、タイトル、キャッチ、タグ、あらすじが思いつかず、そっちのほうに時間がかかります……なんという未熟者。


 テーマ、キャラ、背景、プロットは一応ありはしますが、基本シンプルで、無理なく頭の中なレベル。

 プロットを書かないで進める方って実はこんな感じなのかな?

 でも、これは後の展開が不安過ぎて、私には無理です……。今まで書いた短編、全て「続きを書きなさい」と言われれば、書けはするとは思うのですが。

 一度ちゃんと自分の短編を書いてみたいですねー。

 あ、ちゃんとした内容が書けるかどうかは別ですからねっ!




追記3)

 一応『千の顔をもつ英雄』とか言われてピンとくるくらいの勉強はしていると思うのですが、なかなか生かすのは難しいです。

 方法論がそれなりにわかるのと、実際に出来るのは違う、やはり文章を書く経験が必要ということなんでしょうが、ああもう……何でも一緒ですね! 習作等も書きつつPDCAを回せってことですね!

 ……

 ですので、先輩方のコメントでの経験に基づいた生の情報はとても有難く思っております。先輩方の経験を私の経験に出来るからです。

 こやつ……とか思わないでくださいね~。このエッセイ及び応援コメントを読まれた方にも同じ効果あるはずなので、カクヨム的にも重要なはず! 先輩方のコメントがカクヨムの未来あしたを救うのです!

 よろしくお願いいたします。


 視点ズレますが、『千の顔をもつ英雄』って、なんだかとってもサーヴァントの宝具っぽい響きですよね、スタンドでもいいなぁ……これか、この私の頭のユルいところがすべてを台無しにっ(涙




追記4)

 というわけで、突然、というわけでもないですが、ここからは、以前お話しておりましたように、本エッセイは不定期での更新とさせていただきます。毎日コメントくださった先輩方、お読みくださった先輩方ありがとうございます。

 今後ともよろしくお願いいたします。

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