カウンセリング 2
カウンセリングで、わたしの病気は軽くなるのか?鬱というところまでいっていたのかもよくわかりません。
抗うつ剤を飲んでいないから鬱ではないとも言えないし、パニック障害の症状は最初から出ていましたね。建物の中に入ると、めまいがして、足が宙に浮いてる感じです。まともに歩けないんですよね。これは、広場恐怖症、と言われるものだと思います。
わたしは総合病院の心療内科に通っているのですが、カウンセリングは心療内科の患者であっても、誰でも受けられるわけではないと言われました。その理由はわかりませんが、個人のクリニックではカウンセリング料は3千円くらいかかりますが、総合病院のそこは、210円なんですね。一回1時間のカウンセリング料が。
自律神経失調症がどんな病気なのか、未だによくわかりませんが、とにかくいろんな症状が出るのだと思います。
わたしが病気になった理由は、たぶん、世界で一番大事な人の死、これが最大のストレスとなったのだと思います。それに加えての、娘の送迎、裁判、怒り、憎しみ、喪失感、疲れ、裁判中に主人までもが亡くなりました。
もう本当にどこまで苦しみがくるの?わたしだけが、そんな思いもありました。
カウンセリングで何を話すのか、やはり一番の哀しみ、それを話すことになるのだろうと思いました。
「どうですか?」というカウンセラーの言葉で毎回始まるカウンセリング、どうですか?と言われても、よくわかりません、という感じだったと思います。
「苦しいですね」とか「何もやる気が起こらない」とか言ってたような気がします。最初の頃のことはよく覚えていません。
とにかく、絶対に起こってはならないことが起こってしまった、そのことをまだ受け入れられない、そして、悲しいとかいう感情も忘れてしまったかのようになってました。そのことは、医師の方に訪ねました。あまりの哀しみに感情が麻痺している、と言われました。本当のことがわかってしまったら、危ないと脳が認識して、そうなるのだと言われました。
全部を受け止めるとわたしは死ぬということらしいのです。
死んでもいいのに、だけどまだ大事な娘がいるので、死ぬわけにはいかないですからね。
死ぬ、というのは、自殺、とかそういうことではないみたいです。どうなるのかはわからないですけど。
未だに、感情は戻りません。たまに現実がわかり、涙が溢れるというか、うわーと叫ぶことはありますが。そして夢をみたときに、夢の中で声にならない泣き方をしてますね。
続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます