ドラゴン・テール

作者 紀向 世文

50

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★★★ Excellent!!!

剣と魔法。竜と王国。隣国との戦争。
戦う姫と、それを支える七人の君臣。

紛うことなき王道ファンタジー。と思いきや、出来上がったのはなかなか一筋縄ではいかない素晴らしい戦記物です。

姫が集めた君臣たちは、いずれ劣らぬ癖者揃い。
貧しい村の出身の猛者。竜オタクの技師。空気の読めないおしゃべり娘に、南方の国出身の「鈴木太郎(仮)」。

バラバラだった彼らをまとめ、自らの一念を叶えるべく奔走する姫君の姿は、見守るごと、話を追うごとに読み手の心に沁み込んできます。そして、その力強い歩みに、時には叱咤され勇気づけられることもあるのではないでしょうか。

素材は王道。
描くは覇道。

ファンタジー好きならば、ぜひ一度読んでおくべき物語です。

★★★ Excellent!!!

戦いを見据えて営々と積み重ねられる力。
君臣の対話。
それぞれ個別に独立した立場と個性を持つ登場人物。
それを束ね、先を見据えて歩み続ける姫。
スロースタートというのとは違うと思います。
スタートダッシュとかそういうのではなく、力強く、一歩づつ歩み続ける物語。その一歩一歩に独自の魅力が込められているハイファンタジー。
そう感じました。