1-12.小さな炎

 部屋で無為むいな時間を過ごしていると、ヤシューに配給が来ていると聞かされた。配給を受け取るのはガイの仕事だ。それに千晴ちはるも付いていったらどうだと言われ、うなずいた。なにしろここでは大してやる事がないのだ。出来るだけお腹が空かないよう、部屋でじっとしている事が常だった。太陽が出るのも週に一度あるかないか、何かで気をまぎらわしていないと気がおかしくなる奴も少なくないそうだ。


「離れないでね」


 そう言われ、ガイの小さな背中について行った。


 正面ホールにはすでに多くのダブル達が詰めかけていた。基本、他の部屋には立ち入らないルールなので、他者を見かける機会が少なく、これほど多くの者達が天管てんかんに居たのかと驚いてしまう。

 人だかりの中心には厚手の毛皮を羽織はおった行商人がおり、部屋の中央に荷物を置くと早々に立ち去っていった。するとすぐに列の後ろから他の者を押しのけ、一人の男が歩み出てきた。豚のような鼻を持った巨漢だ。


退けっ!!!」


 そう言って、男は自分の目の前に立っていた者をなぎ倒す。周りにいた者達も将棋倒しのように巻き込まれ、あちこちで悲鳴が上がった。周りを蹴散けちらし進み出てきた男は、置かれた荷物を漁り出す。


「おい、何やってる! 独り占めするな!!」

「他の奴らの分もあるんだぞ!」

「うるせぇ!!!」


 男の体躯たいくと態度に委縮いしゅくし、数人が後退あとずさった。皆が遠巻きに見ている中、男は自分の衣服に食料や備品を詰め込んでいく。

 すると、ガイが人垣の前にすっと進み出た。千晴は慌てて止めようとしたが、彼は聞かなかった。

 子供が近付いてくるのを見るや、男はするどく彼をにらみ付けた。


「なんだ、クソガキ」

「四人分の配給が欲しいんだけど」

「ガキにやるもんなんざねぇよ! 引っ込んでろ!!」


 そうつばを飛ばしながら怒鳴る。しかしガイはおくした様子もなく男に近付いていった。そのまま、彼は荷物の入った鉄飾り付きの木箱に手を掛ける。男が怒鳴り返そうと口を開いたその時、木箱からメキメキと音が鳴った。見れば、ガイが手を掛けた箇所かしょの木と鉄がひしゃげている。彼の腕には青筋が立ち、見た目には似つかわしくないほどの筋肉が浮き出ていた。


「四人分の配給が欲しいんだけど」


 再度そう言った少年に、男は何も言い返さなかった。その場から距離を取り、四人分の配給を取り出す子供の様子をただ見つめている。周りからはざわめきが起こっていたが当の本人は腕一杯に荷物を抱えると、呆気あっけらかんとした様子でこちらに戻ってきた。


「千晴、半分持って」

「え、あ、うん」


 荷物を半分受け取り、彼の後に付いて早々にホールを出る。ふと背後が騒がしくなり何事かと振り向くと、先程の巨漢の男が周りを取り囲む者達に袋叩きにされていた。青褪あおざめて足を止めるこちらの腕を、ガイが取って歩き出す。


「騒ぎが大きくなる前に戻ろう」


 部屋に戻ると、青くなった千晴の顔を見てマハが声をかけてきた。


「半魚人みたいに青い顔だね。下が騒がしいけど、また誰かが馬鹿な事でもしたのかい?」

「うん、配給を独り占めしようとした奴がいたんだ」

「しょうもない奴だね」


 どうという事もないというように話す二人を見て、千晴は呆然ぼうぜんとする。ここではよくある事なのだろうか。


「どうだ。ガイに行かせたのは正解だったろ? ケンタウロスは腕っぷしが強いからなぁ」


 そう言われて思い出す。騒ぎにも驚いたが、彼の強さにも驚いたのだ。


「あんなに力が強いなんて、びっくりした」

「別に。ケンタウロスはそういう種族なんだよ」


 こんなに小さいのに周りの者達に頼りにされているのか、と千晴は心底彼を尊敬した。


「ガイはすごいなぁ……」

「ガイが来てくれて、本当に助かってるよ」


 感嘆の声をらすと、マハもそれに便乗びんじょうする。そんな二人に照れているのか、彼はぷいとそっぽを向いてしまった。


「……別に」

「力が強いのもだけど、周りの大人達が怖がって動けないところを颯爽さっそうと一人で進み出て、ばしっと言えちゃうところも凄いよ。かっこいいよ」

「……そういうのやめろ!」


 赤い顔をした彼はすっくと立ち上がり、さっさと部屋から出ていってしまう。そんな彼の様子を、ヤシューが茶化して笑った。


「照れちまって、可愛いところもあるよな」

「良い子だよね。優しいと思う」

「そうだな。あいつの境遇から考えたら、本当に良い子に育ってると思うぜ」

「境遇?」


 視線を向けると、ヤシューも不思議そうにこちらを見返した。


「聞いてないのか? あいつは実の親から殺されるところだったのを逃げてきたんだぞ」

「……え?」


 固まったこちらを見て、マハが男の脇腹を小突く。


「勝手に人の事をぺらぺら喋るんじゃないよ。あんたも気になるなら、本人に直接聞きな」

「……悪かったよ。もう知ってるもんだと思ってたから」


 知らなかった。あんな小さな子供がそんな想いをしてここまで来ているなんて、と愕然がくぜんとする。


『居場所がないダブル達はここに集まる。皆死ぬ気で祈ってる』


 そう言っていた彼の言葉を思い出した。

 その言葉の意味を、千晴は全然分かっていなかったのだ。





 ********





 天管てんかんに来てから三日が過ぎた。ここでの暮らしは慣れなくて、てつく寒さに体がかじかむ。事実、体力のない者は順番が来る前に死んでしまう事も多いそうだった。

 煌賀こうがに貰ったマントは温かくこごえ死ぬような事はなかったが、マントから出た頭や足先は針で刺されるような痛みを感じる。マントの中で温めたてのひらで足先をつかみ、少しでもその痛みをやわらげようと何度もでつけた。こおり付いていたものが溶けていく心地良さが足先を包むが、それと同時に我慢しがたいほどのかゆみも襲ってきて身をよじる。結局耐えきれずにぼりぼりと足の甲をきむしると、さらに強烈な痛みと痒みをともない返ってきてもだえる事になった。

 そんなこちらの様子を見ていたガイが、声をかけてくる。


「千晴もこっちにおいでよ」


 言われ、ランプの炎を囲む同室の三人の輪に加わった。両腕がひっつく程に一塊になっていると、寒い日に身を寄せ合ってだんを取っている動物の姿を思い起こさせる。

 炎の前に足先を出すと、じんわりとした熱が皮膚の奥にひたっていくのが分かった。


「……皆、普段はこんな感じ?」

大概たいがいはそうだな」

吹雪ふぶきが止まないんじゃ、どうしようもないね」


 昨夜から吹雪が止まない。壁の外からは轟々ごうごうと風が吹き荒れる音が聞こえていた。


「……何か面白い話しろよ」


 皆、退屈そうだった。無理もない。ここにはひまを潰せるような娯楽はないのだ。頭の中で何か面白い話はないかと考えをめぐらせてみるが、どうにも良いネタが思いつかない。こういう時に暇潰しの話題を出すのは得意な方だったが、思い出した話はどれも下の国での事で、どう話したものか考えあぐねてしまった。

 ふいに、ガイがぼそりとつぶやく。


焔伯えんはく御髪おぐしは、炎のような色をしているんだって」

 

 出てきた言葉に興味を引かれた。焔伯というのは、煌賀の敬称の事だ。


「焔伯って、煌賀?」


 そう口にした瞬間、後頭部に強い衝撃を受けた。


「いっ!!?」

「今のは千晴が悪い」

「さすがにそれは世間知らずでは済まされないよ」


 隣を見ると、鋭い睨みを効かせてくる少年と目が合った。


「な、殴らなくても……」

「千晴が礼儀知らずな事するからだ」


 賢竜けんりゅうは敬称で呼ばなければならない、そういう決まりがある事をすっかり忘れていた。千晴は今までそういった配慮をする必要がなかったので油断していたのだ。


「ご、ごめん……」


 そう言っても、彼はこちらを睨み付けたままだった。


「俺達亜人あじんは賢竜の中でも火に対する信仰が強い。ケンタウロスも熱心な焔伯の信者だ。ま、怒られて当然だわな」

「い、以後、気を付けます……」


 手を付いて、少年の方に頭を下げる。しっかり反省した様子を見せると、彼はようやく睨むのを止めてくれた。


「当代の焔伯は魔法が得意らしいねぇ。たった百年ばかりで広大な領地をお造りになったそうじゃないか」

「いつか近臣きんしんとしてお仕えしたい」

「はは、そりゃ大層な夢だな」


 笑うヤシューとは対照的に、ガイは真剣な顔をしていた。

 せっかちで怒りっぽい彼の事を思えば、ここまで崇拝すうはいする男の子がいる事実が何だか奇妙だった。


「焔伯はダブル嫌いじゃなきゃいいな」


 そう言った男の言葉に、彼はうつむいてしまう。前髪に隠れた目元がゆがんで見えた気がした。


「嫌いじゃないよ」


 咄嗟とっさに、そう言っていた。ぱっと顔を上げた少年と目が合う。彼は年相応としそうおうの、幼い顔をしていた。


「きっと、嫌いじゃない。こ……焔伯は、人を見た目で判断する人じゃないと思うな。ガイならきっと、好きになって貰えると思う」


 それを聞いて、ヤシューははっとしたようだった。


「そうだな。ガイなら腕っぷしも強いし、良い用心棒にして貰えるだろ!」


 彼は再度俯いてしまったが、それでも小さく首が縦に揺れる。表情は見えなかったが、なんとなく彼が喜んでいるように思えた。

 こんな寒く暗い部屋の中、希望を持って日々を生きるのは彼らにとって明日を生きるかてだった。出来るだけ、その炎を消してしまわないようにしようと千晴は強く思う。


『そうして私も、自分だけの炎を見つけないといけない。明日を生きる糧にする為に』


 ランプの炎が揺れる。その光は小さく、しかし確かな明るさで部屋を照らしていた。





 ********





 また、夢を見た。煌賀こうがと二人、崖のふちに座って笑い合っている。

 すると急に背後から腕が伸びてきて、首に指が絡みつく。その指に力が込められ慌てて振り返ると、そこには桜花おうかが立っていた。

 般若はんにゃのような顔で首を絞めてくる彼女が、次の瞬間には炎に包まれ、のたうち回って崖下へと落ちていく。千晴は崖縁にすがって手を伸ばした。そして必死に彼女の名を呼ぶ。

 しかしすぐにその腕は強い力につかまれ、無理やり引き寄せられてしまう。目の前には激高する煌賀の顔があった。折角せっかく助けてやったのに!あいつをかばうのか!そう言って、彼の周りから炎が噴き出す。腕を掴まれているせいで、そこから逃げる事が出来なかった。

 熱い。

 掴まれた腕がじりじりと熱を持ち、煙を上げる。せまりくる炎を振り払おうと、無我夢中で空を掻いた。


「————!!!」


 そうしてまた、目を覚ます。

 最近は眠ると悪夢ばかりで、まともに睡眠が取れていなかった。額から伝った冷たい汗をそでぬぐう。


「眠れない?」


 ふいにかけられた声を頼りに視線を向けると、宵闇よいやみの中にガイの目が光って見えた。


「最近、うなされてるね」

「……嫌な夢を見るんだよ」


 そう言って、また横になる。体勢を崩したせいで直に背中が冷たい床に付き、身震いした。急いでマントを体の下にじ込み、薄い布団の上で丸まった。こうすれば、寝ている間冷気を感じずにいられる。


「それ、良いマントだよね」

「ん? うん、貰い物なんだ」

「生地も上質だし、冷たい床に置いておいても全然冷えない。まじないか何かが掛かってるの?」

「うん。天管てんかんは寒いからって、これをくれた人が呪いを掛けてくれたの」

「ふーん」


 ふいに、夢の中の怒った煌賀の顔を思い出し、ぎゅっと胸が締め付けられる。


『そういえば、私がこっちにいる間に夢合わせをすると言っていたけど、もしかしてさっきのがそうなのかな? それとも、あれは私が勝手に見た夢なのかな……』


 嫌な考えを払拭ふっしょくしたくて、小さく身動みじろぎする。しかしそれだけでは頭の内側に貼り付いた染みはがれてくれなかった。小さく溜息を吐く。


「呪いを掛けられるって事は魔法使いだね。そんな知り合いもいるのに、なんで天管になんて来たの?」

「それは……」


 気怠けだるまぶたを押し上げ少年を見やる。上手く答えられないでいると、彼はさらに続けた。


「ここは行き場のないダブルが最後の一縷いちるの望みを持って来る場所だよ。他に行ける所があるならそっちに行った方がいい」


 それは優しさで言ってくれているのだと分かっていた。少なくとも、彼にはそんな場所ないのだろう。


『でも、私にだってないはずなんだ。賢竜けんりゅうになるまでは帰れない。……あるいは』


 また、胸が締め付けられるように痛んだ。ヨハンや煌賀は、自分がここで死ぬのを待っているのかもしれない。どうしてもその考えは消えてくれなかった。


「他に行く所なんてないよ……。家に帰る方法はないし、前にいた場所には魔力を得るまで帰れない。……あそこに私の居場所は、ないよ」

「どうしてそう思うの?」


 言おうかどうしようか迷った。しかし、誰かに聞いて欲しいとも思っていた。心にずっと抱え込んで悩んできたが、自分一人では到底、その答えを見つけられそうになかった。


「……私のせいで、人が死んだの」


 言ってみるが、返事はない。数秒待っても反応がないので、千晴はさらに続けた。


「周りは私のせいじゃないって言うけど、そんなふうには思えなくて……。だって、その人は私が人間の姿をしていたから、それが許せなかったから、殺そうとしたの。……本当は優しい人だったと思う。笑顔が温かくて、気がつかえて、人の話をちゃんと聞いてくれる人だった。私がこんな姿をしていなかったら、その人はそんな事しようと思わなかったと思う」

「この姿だと、殺されなきゃならないの?」


 ふいにそう言われ、千晴は自分の言った言葉が軽率だった事に気付いた。慌てて上体を起こす。


「違う……! ごめん、そういう意味じゃ……!」

「少なくとも、里の皆はそう思ってた。母さん以外は」


 何も言えなかった。彼が周りの者達にどんな仕打ちを受けて来たのか、それを軽率にたずねるのは躊躇ためらわれる。なので少しだけ、遠回しにたずねてみた。


「……ガイは、どうしてここに来たの?」


 しかし予想に反し、彼はあっさりとした口調で返してくる。


「他に行く場所がなかったから。ケンタウロスの里に、俺の居場所なんかない」


 あっさりとはしていたが、その言葉の裏に様々な感情がある事も確かに感じられた。


「天管には亜人のダブルが多いって知ってた?」


 千晴は首を振る。


「大陸の中でも、特にダブルへの迫害が酷いのが半人半獣の種族なんだ。まぁ、見た目が人間と区別しやすい分、異質な者がいると目立つんだ」


 彼の言う通り、食べ物の配給時にホールで見た人達は動物のような特徴を持った者が多かった。


「俺が生まれた時も大騒ぎになった。里じゃあダブルが生まれてくるのは数百年ぶりだったんだって。足が二本しかない俺を見て、母さんはきっと、すごくショックだったと思う。大きくなっても他の子供よりずっと背は低いし、足も遅かった。俺の里は狩猟しゅりょう民族の里だったから、狩りで役に立たないのは致命的なんだ。

 母さんはすごく俺の事庇ってくれたけど、父さんが許さなかった。父さんは俺をり殺そうとしたんだ。それを母さんが庇って、頭に大怪我おおけがした。意識が朦朧もうろうとしながら、母さんは俺に生き延びろって言ってたよ」


 また、何も言えなかった。自分のつたない人生経験なんかでは、とても彼にかける言葉を見つけられない。


「俺は必死で逃げたよ。里の奴らは母さんを踏み付けて追いかけて来た。何とか命からがら逃げ延びて、ここまで来たんだ。母さんはきっと、死んでしまったけど……。

 俺は、俺のせいで母さんが死んだ、なんて思いたくない。母さんは誇りあるケンタウロスだ。里の中の誰よりも勇敢ゆうかんで、命をけて俺を守ってくれたんだ。母さんは信念を持って、生きて、死んだんだ。なら俺も、その命に恥じないように生きたい。堂々と胸を張って生きたい」


 胸が焼けるようだった。暗闇の中、褐色かっしょくの瞳だけが強い光を放っている。

 その強い目が、こちらを向いた。


「その人も、自分の信念に従って生きようとしただけだよ。千晴がその人の生き方にとやかく言う事なんてない。死ぬかもしれない事も、本当は覚悟してたんじゃないのかな。

 千晴はその人の事、好きだったんだね。なら、その人の命の上に生きている事を忘れないでいればいい。その人に誇れるように、生きればいいんだよ」

「そんなふうに、思いたいな……」


 ふいに涙がほおを伝って、慌ててそれを拭う。暗闇の中、ガイにばれてしまったかは分からなかった。


「出来るよ。自分がどう生きたいのか、考えればいい。決めたら逃げない事だよ」

「……ガイは強いな」

「俺は強いケンタウロスになりたいから。でも、考えるのは明日からがいい。夜に考え事するのはあまり良くないから」


 彼が身動ぎする音がする。


「眠れないなら、手をつないで寝よう。そうすればきっと、悪い夢も見ない」


 千晴は差し出された手を握った。手の甲には冷たい床の感触がするが、握った少し大きな手は、じんわりと温かい。


「ありがとう……。私は本当に情けないな。年下の男の子になぐさめて貰うなんて」

「千晴の方が小さい子みたいだね」

「……返す言葉もありません」


 彼が小さく笑うのが分かった。

 千晴は目を閉じる。泣いたからだろうか、体の内側もじんわりと温かい。ゆっくりと、心地良い微睡まどろみの中へと落ちていく。

 その後、悪夢は見なかった。

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