第54.5話 バレンタインの日
※お久しぶりです
企画の動画を作ったり試験であれやこれやしてたらめちゃくちゃ間が空いてしまったことをここにお詫び申し上げます
とある企画に数本のけもフレ百合動画SSで参加してるから投稿されたらぜひ見てね。その時はTwitterとかで宣伝するから
でもって今回はリハビリと言うことにして超短めです……
というか試験明けだから許してくれ
ではどうぞ
新年のムードというものもすっかり去り、気付けばもう二月。
豆をまき、恵方巻きを頬張り、などというのも気付けば一週間以上前の話になってしまった。
そして迎える2月14日。
トキは夜中にこそこそとキッチンで使った手作りのチョコレート。
ツチノコは凍えながら並んで買った高級なチョコレート。
本当は手作りにしたかったが、一人でチョコを作るというのは無理だった。昨年はナウに教えて貰いながらだったが、今年は予定が合わなかった。その影響で使えるキッチンもなく、仕方なしに市販のものにしたのだ。
考えてみれば、二人のバレンタインは三回目だ。
まだアパートに住んでいた頃の、今のような関係になるほんの数日前のバレンタイン。
去年の、お互いの手作りチョコと舌を交わしたバレンタイン。
で、今年。
「こ、これとっても高いやつじゃ……?」
「本当は手作りにしたかったんだけど、できなくて……」
「いえいえいえ!むしろツチノコにあげるのが私の手作りなんかで申し訳ないです」
「トキの手作りならこれの数倍嬉しいけど……」
変わらぬラブラブ感を保ったまま、二人でチョコレートを交換する。指でつまんでお互いの口に運んだり、相手の口の端に着いたチョコレートを指で取って口に運んだり。
二人は変わらずいちゃついていた。
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