第174話 いっぱいプロット作ってます


 ちょっとご無沙汰しています。

 いまは『ときめき☆ハルマゲドン』の第5章の執筆を再開しています。


 で、それはいいのですが、次回の第7回カクヨムWeb小説コンテスト。ぼくは出るんですかね? いや、人に聞くなって話なんですが。


 前回の第6回は、「どんでん返し」部門が設立されて、そのアイディアがなんとなく浮かんだので参加しましたが、それがなければ不参加の予定でした。

 もちろん、次回の第7回も不参加の予定です。




 ただ、それとは関係なく、コンテスト開始前に『とき☆ハゲ』第5章を連載再開して、迷惑のかからないうちにそれを終了したい。みなさんコンテスト始まったらそれどころではないですからね。……始まる前も忙しいだろうけれど。


 で、ぼく個人の予定としては、『とき☆ハゲ』を書き終えたら、もちろんつぎの長編を書くのですが、それはどこかに投稿するための長編になると思うので気合が入っています。

 投稿するからには、入選したいじゃーん。というのも勿論あるのですが、今回はすこしスタンスが違います。


「書籍化されるレベルの作品を書こう」と思っているんです。


 書籍化、すなわち選考突破、大賞受賞。

 そのために方法論として、WEB上でよく見かけるのは、「レーベルに合ったもの」と「流行りの要素を取り入れる」ですね。

 もちろんその二つも重要だとおもうのですが、そのまえに、書籍として発売されるレベルの作品が書けていないといけないと思うのが、ぼくの持論です。


 つまり、金払って買ってもらって、それ相応の内容である原稿。それを目指してます。




 という経緯で、『とき☆ハゲ』書きながら、プロットをいろいろと書いているですが、今回はそれらプロットのお話を。

 やっと本題ですかね。




 まず、『怪盗美少女アルセーヌ・ルパ子の冒険』ですが、大まかなプロットは出来ています。まだ詰めが甘い部分もありますが、ここからならいつでも書き始める準備ができると考えてます。



 そして、『さよならプリンセス、さよならアインシュタイン』。

 こちらは主人公の名前だの、基本設定だのに時間がかかるため、ストーリーにすら入っていない状態です。時間がかかります。すなわち後回しになってます。



 そして、『ピーチ・プラスワン』。

 いま一番進めているのがこちらです。



「よし、お金の取れる小説を書こう!」と思って、先日神田明神にお参りに行ってきました。そのときは、特別に大手町にある平将門公の首塚にもお参りに行きました。やはり首塚も大事ですよね。

 平将門公は神田明神に祭られているのですが、将門公の首塚はちょっと離れた大手町、すなわち丸の内の高層ビル街のど真ん中に、どどーんとあります。

 え? こんなところに? しかも、けっこう広い。


 で、そのときに次に書く小説についてお願いしました。


 その結果、どうも自分でもよく覚えてないのですが、夢に見たような気がするんです。あるいは明け方目が覚める直前、小説のことを考えながら眠っていたのもかしれませんが。


 それが、『ピーチ・プラスワン』でした。

 すなわち、「人狼と暗殺者がオーパーツを動かす話」。ちょこちょこアイディア出ししたり、プロット組んだりしていたんですが、きっとこれは将門公のお告げにちがいないとプロット作りを進めました。


 で、気づいたのです。

「あれ? ところでこれ、なにをする話だったっけ?」と。


 たしかにオーパーツを動かす話というアイディアは出てましたが、そのさらに下のレベルで、これは一体どんな話だったのでしょう? 怪物退治の話? 宝物探しの話? それとも古代の謎を解く話?


 気づいたら、そんなことも分からずに書くつもりでいたみたいです。


 で、慌ててそこを決め、そこから物語の背景の歴史を作り、敵である悪の組織の計画を練り、いまは主人公たちのラインを考える段階に来ています。この段階だと、キャラクターもきちんと決めなきゃならないですね。


 というのが、ここ何日かの流れです。


 ただ、やはりこの『ピープラ』は、他にあまり書く人のいないジャンルになるし、どんな人でもとっつきやすく、そして浸りたい世界を描きたいものだと念じています。


 すなわち、「ルパン三世みたいな話」であり、「本屋の本棚に穴を穿つような話」という目標は、ブレていません。

 そのまんま、押し通すつもりです。





 それとは別に、意外な作品の改稿も予定しています。それは8万文字しかない旧作なんですが、あれに2万文字ほどの新規エピソードを追加すれば、使えるんじゃないか、と気づいたんです。 今さら


 いま現在非公開にしてるんですが、それは『バイト軍師シボーさん』という長編。

 内容は、ちょっと頼りない主人公が宴会の幹事をやる話で、シボーさんはそのための軍師。

 あの話、あとひとつ宴会する話を足せば、10万文字超えるな、と。


 ただし、酒を飲む宴会ではなく、このエッセイの中でぼくが語った、過去に妖怪に出会った話、あそこに出てきた光線銃のネタを使えば「書けるな……」と。

 銃撃戦で、まさに軍師の本領発揮ですよ、シボーさん。絶対あの人、自分では戦わないだろうけど。


 文字数が10万文字を超えれば、あの作品、キャラクター文芸へ出すこともできますしね。この改稿案もリストに入れておきます。


 新規エピソードは、いまから書き始めれば、それこそ三日もあれば完成しそうですが、これはちょいと後回し。ただ、『とき☆ハゲ』と同時進行も行けると踏んでます。


 場合によっては、カクコン7に出すことも選択肢に入れられますし。




 そして、もうひとつ。


 これも10万文字に達してない未完の作品。あれも最後まで書かないとなー。

 『電動マッッッハ!!!』(笑)。

 決勝戦の場所もずいぶん前に思いついてることだし、ライバルの女子のマシンの秘密なんて、最初から思いついていたアイディアだし。

 いつでも書けると思って書いてなかったな……。 早く書け





 で、最後にちょっとプロットと関係ない話を。



 ぼくは小説はノートパソコンで書いてます。使用ソフトは『WPSライター』。


 むかしは『Word』を使ってたんですが、これが実はめちゃくちゃ不便なんです。理由は、『Word』は頭が良すぎる。

 ルビを入れると勝手に1ページの行数を変えたり、頼みもしないのにカーニングして文字間隔調整して、1行の文字数変えたりする。そういうことはやめてくれ。規定違反で弾かれるからと思っても、どこの設定いじればいいのか分からない。これか?と思っていじると、勝手な機能が暴発する。

 もう、おまえはイデオンか!と。


 おまけに毎度の改稿履歴を全部記憶していて それ必要か? 、ファイルが日に日に巨大化していく。


 で、いまのタイプのパソコン(先代)に買い替えたとき、『Word』が入ってなくて、かわりに『Wordモバイル』が入ってたんですが……。

 これもう、最悪。ネット接続できない環境だと使用不能になったり、文書ファイルはひとつしか開けなかったり、よくこんなもの作ったな!というレベルの不便さでした。


 という経緯で、『WPSライター』を購入しました。安いし、使いやすい。もうずっと使ってます。他のエディターなんかも試用版を使ってみたんですが、やっぱりぼくは『WPSライター』がいいかなぁ。



 で、じつはこの『WPSライター』と直接関係あるはなしではないんですが、先日『とき☆ハゲ』を書いていてふと思ったんです。

 なんかこの原稿のフォント、硬いな、と。


 これまで小説の原稿は「MS明朝」というフォントを使ってたんですが、なんか硬い。フォントが硬いと、書いているときはいいんですが、校正の時に目が疲れる。さらに見落としも多くなる。

 そこでいくつかのフォントを見比べて、いろいろ探して「游明朝」というフォントに変えたんです。作品の途中ですが。


 「游明朝」は軟らかくていいんですが、ちょっと字が小さい感じがする。でも、こっちの方が読みやすいな、と。これからはもう「游明朝」にしようと決めました。



 で、いまこの『斬太が斬る!』を『WPSライター』で書いていて、はっと気づきました。


 このエッセイ。すでに24万文字オーバー。本作の原稿を、ぼくはずっと游明朝で書いていたみたいです。

 灯台下暗し! 青い鳥はうちにいた!





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