第162話 『ときめき☆ハルマゲドン』第5章 プロット実況➁&雑記
『ときめき☆ハルマゲドン』の第5章。
だいたいの話の骨子は出来上がったのですが、問題が起きました。
まず、出来上がった骨子から語ります。
まず、お江戸に到着する死織とヒチコック。今回のポンコツ・ゲスト真冬と出会います。
そして、お江戸に巣食う強大な悪に気づきます。
そこから敵を倒すためにクエストをこなし、アイテムを集めます。
これが前半。
後半は、集めたアイテムを使って敵の殲滅に動きます。
ざっと書くとこんな流れなんです。で、後半のバトルは必然的に多重バトルになる予定なんですが……。
みなさん、ときに「多重バトル」って書いたことありますか? 言葉として「多重バトル」が正しいのかは分かりませんが、複数の戦闘を同時に行うことを、ここでは語っていると思ってください。
分かりやすく言えば、ひとつの場面で複数の戦闘が行われている状況の描写です。
これ、正直かなり難しいです。
最初に書いたときは、4対4のバトルだったんですが、うち2つを膠着状態にして、のこり2つのバトルは、時間、すなわちタイミングをずらしました。
つぎに書いた多重バトルが『ときめき☆ハルマゲドン』の第3章。
こっちはもう、格闘ゲーム・バトルと割り切っているので、3対3として、チームバトル形式で順番に書きました。
多重バトルの書き方としては、『とき☆ハゲ』のように、場面を分けて箇条書きにバトルを展開するのが正しいやり方だと思います。技術的にも難易度低いですし、読者としても読みやすい。
この方式を推奨します。
が、ですね。
いまプロットを作っている『とき☆ハゲ』第5章のクライマックス・バトル。
味方キャラ6人VS敵キャラ6匹の乱戦になる予定です。
で、この6組のバトルを、ひとつひとつ描くのではなく、同時進行でやろうと考えてます。そんなこと出来るのかなぁ?と思いますが。
が、ですね。問題は、ここではありません。
この多重バトルのあと、ボス戦に突入するのですが、作ったプロットから想定される敵が、強すぎるんです……。
これ、倒せないなぁと遠い目をしているときに、新たなアイディアが出ました。
「新たなアイディア」 → 「ボスがさらに強くなりました」
うーん、どうしようかなー。
いろいろ考えて、プレイヤーの力押しでどうにかなる敵ではないので、アイテムを使おうと考えています。
ここがクリアできれば、あとは執筆開始でしょうか。
さて、いま現在は『とき☆ハゲ』のプロットを煮詰めている最中なのですが、同時にこの後に書く『ピーチ・プラス・ワン』(表記未定)が、ぼくとしては本番のつもりでいます。
前にも書きましたが、『ピーチ・プラス・ワン』を「ルパン三世」みたいな話にしようと考えていて、これをきちんと書き上げて、どこかに投稿しようと思っているんです。
で、ある程度完成度の高い物にしようとして、きっちりプロットを組むつもりなんです。そのためのテストケースとして、『とき☆ハゲ』第5章を書く流れでいます。
『ピープラ』の方は、以前組んだプロットをご破産にして新しものを組んでいます。
いずれにしろ、目指すところは、誰が読んでも面白い、ぼくにしか書けない物語です。
近況ですが、先日映画『新世紀ヱヴァンゲリヲン劇場版』を観てきました。
いやー、今回はきっちり終わらせましたね。第1話放映から実に25年の月日が流れ、現実世界の方は本当に新世紀になってしまいましたが。
でも、25年前の段階では、あの物語を完結させることはできなかったのではないでしょうか。
不思議なもので、劇場には案外若い人の姿が目立ちました。テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の放映当時、彼らは生まれていなかったのではないでしょうかね。
にもかかわらず、『エヴァンゲリオン』はみんな知っているし、今観てもまったく古さを感じさせません。
劇場版を最後まで観て、ああ、やっと終わったかという安堵感もありましたが、それ以上に終わってしまった喪失感が大きいですね。
若い人は知っているのかなぁ。10年前の東日本大震災のときに、じっさいに『ヤシマ作戦』が遂行されたことを。
ちなみに、劇場では『シン・ウルトラマン』と『シン・仮面ライダー』のCMが流れていました。
いかん。観に行かねば。
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