★★★ Excellent!!! 心を揺さぶられる短編! おあしす SFを語る上で読んでおくべき作品として、ケン・リュウの「紙の動物園」という短編がある。私も読んで衝撃を受けた一人だ。振り返って、この作品「電子の妖精――」を読んだときも同じような衝撃を受けた。 筆者の語り口は分かりやすく、優しい。SFっぽくない(と言ったら失礼か)文体ながら、なぜか心を揺さぶられる。原作からは想像もつかない拡がりをみせるバロット像に、唸らされてしまった。 二次創作としてだけではなく、SFの良作として楽しめる作品だと思う。 レビューいいね! 0 2018年8月31日 18:33