夢見るロボットですか。
夢のある話ですな。
作者からの返信
これは、スリープ状態のココルの電子頭脳が今日起きたできごとを整理しているのです。
デフォルト・モード・ネットワークといって、人間は頭で何も考えていないアイドリング状態の時に脳の活動レベルが高まり、過去に感じたり経験したりした感情や出来事を整理しているらしいのです。このデフォルト・モード・ネットワークが活性化していると、感情やコミュニケーション能力も活性化します。
AIを研究している人の中にはこのデフォルト・モード・ネットワークに注目している人もいるので、いずれはロボットが睡眠中(スリープ状態)に一日の体験を整理・分析して人間らしい感情を身につけてゆくのでは……と妄想してこのエピソードを書きました。
ロボットだけど子育てみたいな感じですね。
私、知的な遅れのない自閉症の子供と関わる事があるのですが、その時に思ったのが、「感情と言葉を紐づけるサリバン先生になろう」という事でした。
ヘレンケラーは視覚と聴覚が不自由で話せなかったけど、↑の子達は共感力は勿論、自分の感情さえ分からない事もあるので。
かなりの労力が必要ですが、家庭や学校の協力があれば、思春期位には違和感がほぼなくなるケースもあるので、なんとなくロボットもいつかできそうな気がします(長文失礼しました!)。
作者からの返信
感情と言葉の紐づけ、共感力、自分の感情を知る……。
これこそロボットが心を手に入れるための課題ですね。
何年か前にNHKで『人間ってナンだ?超AI入門』という教育番組がありましたが、AI研究の先にあるのは人間の本質、人間とは何かという究極の問いに迫ることなんだなぁと学びました。
ロボットと子育てはたしかに似ているかも知れませんね。