今日はふたりで・・・

勝利だギューちゃん

第1話

チュンチュン

小鳥のさえずりが、聞えてくる・・・

毎朝、このさえずりで目を覚ます・・・

決まった時間に来てくれる・・・


僕の目覚まし時計・・・


「おはよう」

小鳥たちに、朝の挨拶をする・・・


軽い朝食を済ませ、外へ出る。

今日は、お休み・・・

気ままな時間を過ごそう・・・

そう決めている・・・


この辺りは、恵まれている。

都会のように、便利だが、ごみごみしていない。

田舎のように、不便だが、自然は豊かというわけでもない。

その中間地点・・・


僕は、この町が大好きだ・・・


しばらく歩くと河原が見えてくる。

水がとてもきれいなので、子供はもちろん、

大人たちも、水遊びをしている・・・


夏になると、キャンプをする人達も出てくる・・・

時折、バーベキューの匂いが、漂ってくる。


ただ、野球が出来るような、広い河川敷はない・・・


しばらく歩くと、この町でひとつの駅が見えてくる。

ポケットを探ると小銭があった。


「少し遠出してえみるか・・・」

切符を買い、列車を待った。


ベンチに腰を掛け、列車を待つ。

「あれ、袴田くんじゃない・・・」

声を掛けられた。

「袴田くんも、遠出するの?訊遇だね」

クラスメイトの女の子、秋山さんだ・・・


「・・・うん・・・ちょっとね・・・」

「じゃあ、一緒に行こうか?」

「でも、それってデートみたいじゃ?」

「あら、行けない?」

「・・・いや、いいけど・・・」

「じゃあ決まりね」


こうして急遽、秋山さんとのデートに変更になった。


たまの休み・・・こういうのも、いいかもな・・・


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今日はふたりで・・・ 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu

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