そうそうない


苺を

潰す

何かを

潰すことが

これほど良いとされることなんて

そうそうないね

潰れた

苺に

練乳を

ぶっ掛ける

何かをぶっ掛けることが

これほど良いとされることなんて

そうそうないね

そしておれはそれまで座っていた椅子から勢いよく立ち上がると

断頭台の丘へと向かった

その最中ずっと指の中で神様の生死を弄びながら


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