羽毛
おれの纏う羽毛
それは一体どれだけの罪で出来ているのだろうか?
そんなことを考えるふりをする自分がいた
実際には何も考えていなかった
おれが真剣に物事を考えたのはもう思い出せないくらい遥か昔のことだ
羽毛は暖かい
しかも軽い
それは人間を暖めるためではない
横取りだ
その罪を認識しただけましだと思った
おれは少しはましさ
毟られ続ける羽毛
おれが羽毛を纏わなくても他の誰かが毟り続けるのだ
そのような主張を掲げぬくぬくとした
何かが間違っている気がしたがその感情が持続されることはない
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