夏の日の情景
俺様はサマーに
突撃隊のリーダー
リコーダーを吹きながら
敵の戦艦に突き刺さるお利口だ
やってみなくてはわからないが口癖
やらなければ良かったも同様だ
俺様がサマーに逆さまになって死ぬのか?
茶髪を風に靡かせたラストサムライが指揮する部隊に配属されて死亡確定
水辺でプランクトンによる総攻撃を受けた
「全軍撤退っ」
なんでだよ
人生を間違えた
コインの表と裏で全てを決めてきたのが悪かったのか
「裏から見れば表こそが真の裏である」
そのような理屈を打ち立てた
死ぬ
経費削減のために紙製の飛行機で飛ばされて
敵戦艦に突き刺さる予定がその手前で
ぺしゃんこ
この戦争は負けだ
そもそも誰と戦っているのかよくわかっていない
敵国はどうやら犬がミント味のガムを噛むらしい
そんな国に勝てるわけがない
あの世で仕返ししてやるぐらいしか言い返す言葉が無い
ぐしゃぐしゃの俺様
頭の中には何も残っていなかった
ただ直視、出来ないほどの猛烈な光の中で
煮えたぎる身体が徐々に朽ちていく感覚のみがあった
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