キリン
キリンにおれのスマホが破壊された
それはよくやったとしか言いようのない出来事だった
ずぐしゃあああっ
あんなに頭と足元が離れていながら
よくもまあこんなに小さなスマホを踏み潰せたものだと思うのだ
感嘆した
御褒美に寿司も振る舞ってやった
「ほらよ寿司だぞ」
だがキリンはその安い寿司に不満を持ったのかそれすらをも踏み潰した
今は足の裏で感触を味わっている
キリンにはキリンのやり方がある
そういうことか
「なるほどな」
所詮、人類が他の生き物の気持ちなど完全に把握、出来る筈もないのだ
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