新選組イスラム血風録

作者 メアリーの青春

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★★★ Excellent!!!

素晴らしく惹きこまれる物語でした。過去と現代が絡む作品は安定した面白さがありますが、これもまた新鮮でした。……新選組だけに(殴

何が正義で、何が悪か――それすらも曖昧となった戦場への、“人を直接斬ってきた”彼らの介入は、現代の戦争に対する新たな風として吹き込むのです。

その他、確かな知識に裏打ちされた描写や、コミカルな掛け合いなどが、読む者を飽きさせないところも魅力です!

★★★ Excellent!!!

『あの新撰組が、タイムスリップしてイスラムの戦場へ』という何とも大胆な設定。
しかしながらその仕掛けがこれ以上ないという程に、新撰組という存在を掘り下げ、彼らの掲げる忠義『誠』を表現するべく機能している。

そして舞台となる中東で繰り広げられるその戦いがいやに現実的だ。描かれるのはそれに直面し、自らの信条に則り行動する彼ら新撰組の姿。
その過程の中で時代、文化、宗教の垣根を超えた、『人間と戦争』という巨大なテーマが突き詰められていると感じた。

緻密に構成され仕掛けられる、時代と場所を超えた戦場の融合。読めば驚く事間違いなしの傑作です。