第46話

女の人とこんなに話したの……

生まれて初めてかも……



僕は、胸に手を当てドキドキとと心臓の鼓動が速くなった。



キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン


予鈴が鳴った。

僕も早く教室に戻らなくちゃ!



僕は、駆け足で教室に戻った。



教室に戻ると、池宮君が話しかけてきた。



「彼女とは、仲直り出来たか?」


「え?」



池宮君は、何を言っているんだろう。



「さっきの先輩だよ。

 彼女じゃないのか?」



僕は、二回首を縦に振った。



「なんだ……

 彼女じゃないのか」



池宮君は、寂しそうに呟いた。

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