前のエピソード――【アニメ】2019年夏アニメまとめ。個人的なベスト5！＆その他感想

2019年　秋

2019年10月5日

　10月です。今年の10月といえば……消費税増税しましたね。いや！　増税なんてどうでもいい！（よくないけど）　10月は秋アニメです！　消費よりもアニメ見ようぜ！

　というわけで、今回は2019年秋アニメの新作をピックアップ。放送された第1話の感想を書いていきます。

　ここで感想を書くのは、事前情報ほぼなし、完全初見でクリーンな気持ちで見始めた作品に限ります。2期や3期などの続編もの、またはすでに原作の内容を知っているタイトルは除外します。

　あと、個人的な期待度みたいなものを表記していきます。

　◎：期待（大）次週も楽しみな作品。

　〇：期待（並）とりあえず面白そうだから見続ける。

　△：期待（小）もしかしたら後々化けるかもしれないから様子見。

　×：期待（無）多分2話は視聴しないと思われる。

『あひるの空』

・公式ページ：http://ahirunosora.jp/

・あらすじ

　約149cmと小柄ながら、バスケットボールが大好きな少年・車谷空。彼は入学したばかりの九頭龍高校（クズ高）で、バスケ部に入部しようと張り切っていた。広い体育館で宝物のバッシュを履いて練習をしていると、そこに現れたのはいかにもガラの悪い生徒たち。その不良たちこそクズ高バスケ部の部員。男子バスケ部は荒れ果て、事実上機能停止状態となっていたのだった。主将の百春からバスケをしないよう脅され、部室に閉じ込めれられる空。同じバスケ部だという千秋の協力で何とか脱出し、体育館に向かうが、またも百春率いるバスケ部員が現れ…。

・カクヨムでのジャンル：現代ドラマ

・感想

　……語ることがない！　いや悪い出来とかではなく、むしろ作画等は結構よくて見応えは充分なのですが……話が普通（？）かな？　なんと言いますか、不良に絡まれてギャフンと言わせますよ的な導入であり、こういうのはありふれた展開かなーと思ったり。原作が15年連載であり、微妙に古いので小細工なしの王道らしい序盤だと思いますが、2019年現在では物足りなさを感じました。……というのが、原作愛など全くない、正直タイトルすら聞いたことがなかった初見視聴者として思ったことですかね。あと、どうせやるなら第1話で勝負が決まるところまでやった方がいいのではなかろうか。第2話への引きとしてすごくいいところでブツ切りになってしまっているけど、逆にモヤモヤ感が増しましたね。「え？　そこで終わるの？」みたいな。とりあえず作画はよさそうなので（でも制作はディオメディア）しばらく様子見します。

・期待度：△

『慎重勇者～この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる～』

・公式ページ：http://shincho-yusha.jp/

・あらすじ

　超ハードモードな世界の救済を担当することになった新米女神のリスタ。チート級ステータスを持つ勇者・竜宮院聖哉の召喚に成功したが、彼はありえないほど慎重で？「鎧を三つ貰おう。着る用。スペア。そしてスペアが無くなった時のスペアだ」異常なまでのストック確保だけに留まらず、レベルMAXになるまで自室に引きこもり筋トレをし、スライム相手にも全力で挑むほど用心深かった！そんな勇者と彼に振り回されまくる駄女神の異世界救済劇、はじまる！

・カクヨムでのジャンル：異世界ファンタジー

・感想

　カクヨム発で初のアニメ化作品。が、カクヨムユーザーのくせに読んだこともなくタイトルだけしか知らない。そうか……ギャグなのね。内容としてはありふれたテンプレート異世界ですが、『この素晴らしい世界に祝福を！』系のコメディ異世界なので、ギャグがウケれば面白いといったところですかね。というか最早『邪神ちゃんドロップキック』並みの顔芸アニメになっていて割と面白かったですよ。ただネタ的に出オチ感が漂っているので、今後の展開次第に大きく左右されそうですね。ところで所謂なろう系異世界では「〇〇太郎」と呼ばれることがありますが、これはさながら「慎太郎」ということでよろしいですか？

・期待度：△

『俺を好きなのはお前だけかよ』

・公式ページ：https://ore.ski

・あらすじ

　元気いっぱい笑顔がまぶしい幼馴染・ひまわりと、オトナっぽくて才色兼備な生徒会長・コスモス。そんな二大美少女からデートに誘われた超ラッキーな男子。……はい！　それが僕、ジョーロこと如月雨露です！　どこにでもいる平凡な高校生に、こんな素敵な幸運が訪れるなんて！　よぉ～し、二人と素敵な時を……って、なんで僕、二人から恋愛相談されてるの!?　ああ、僕の美少女ハーレムラブコメ計画がもろくも崩れ去っていく。ク、ククク……いいぜ！　なら別の手段をとるだけだ！　さぁ、準備はいいか？　ここからは、平凡なラブコメの時間は終わりだ。

・カクヨムでのジャンル：ラブコメ

・感想

　テンプレートハーレムラブコメと思いきや全然ハーレムでもなければテンプレでもなかった⁉　そっちなのね！　テンプレキャラのようで実が一癖も二癖もあるので、このギャップ具合がなかなかに面白いと思いました。ただこれもやっぱり出オチ感があって……というか「このあと何やるの？」と思ってしまうくらいに悪い意味で先が読めないッス。ホモオチとかだったら意外性があって面白いかも？しれませんね。あとキャラデザが妙なエロさがあっていいと思います。

・期待度：△

『旗揚！けものみち』

・公式ページ：http://hataage-kemonomichi.com/

・あらすじ

　最強覆面レスラー・ケモナーマスク。アリーナの大歓声に包まれて、宿敵MAOとの決着をつける世界タイトルマッチのゴングが今、鳴り響いた！　はずだったのだが…

試合の最中突如リングの上から異世界に召喚されたケモナーマスクこと柴田源蔵は、

アルテナ姫から魔王と邪悪なる魔獣の退治を言い渡される。しかしケモノを愛する源蔵はその依頼を断固拒否！「魔獣だって愛情を持って接してやれば、無闇に人を襲ったりしない！」

彼の真の夢は、ケモノに囲まれてペットショップを経営することだったのだ。

源蔵はこの異世界で、輝かしい第二の人生をスタートすることができるのか!?

・カクヨムでのジャンル：異世界ファンタジー

・感想

　スゴイ三本連続で出オチだぞ⁉　テンプレート異世界転移にプロレス＆ケモナー要素を混ぜ込んだ、攻めに攻めたコメディ。いや面白いけど、このネタ最後まで続けられるのか？という心配もあります。意外性という面ではコメディとしての掴みはありますけど、願わくばこのまま突き抜けてほしいです。何と言いますか、慎太郎も俺好も一人で視聴するよりは、実況スレとかニコニコ動画のコメント等で視聴者の反応を見ながら視聴する方が楽しさが増すような気がしますね。ニコニコ動画の配信を期待。

・期待度：△

『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです！』

・公式ページ：http://choyoyu.com/

・あらすじ

　世界最高レベルの天才、人呼んで「超人高校生」である御子神司たち七人は、それぞれ、政治、経済、剣術、医療、諜報、科学、マジックの類まれなる才能を持ち、世界を股にかけて活躍していた。ところがある日、司たちは不運にも飛行機事故に遭ってしまう。彼らが目を覚ますと、そこはドラゴンが飛び、獣耳を持つ人々が暮らす「異世界」だった。常人なら取り乱し、混乱するところだが、彼らは超人高校生。異世界だろうが余裕で生き抜くのである。むしろ彼らの心配は、彼らの才能が異世界を混乱させてしまわないかということだった。

・カクヨムでのジャンル：異世界ファンタジー

・感想

　超人太郎（）。すごく頭の悪い設定だなー。例えるならば、『ダンガンロンパ』の面々が異世界転移して『Dr.STONE』するといった感じですかね。が、基本超人設定ゴリ押しなので、『Dr.STONE』のような考証を深めているわけでもなく割とご都合的。正直乾いた笑いしか出てこないアニメでした。ただ、最初のキャラ一挙紹介したあとの、異世界転移後からの話の流れは意外と見応えあるというか、ストーリー展開だけはもしかしたら面白いのでは？といった印象を受けました。このアニメはク〇アニメのまま終わるか、もしくはダークホースとして化けるか、の両極端の可能性を秘めている予感がします。これこそ様子を見なければならないアニメのように感じました。

・期待度：△

『アズールレーン』

・公式ページ：https://azurlane-anime.jp/

・あらすじ

　異世界より突如現れた、異形の敵「セイレーン」。一度は結束し外敵を退けたはずの人類は、理念の違いから二つの陣営に分裂していた。その一つ、アズールレーンの新基地に配属したラフィーとジャベリンは、マントに身を包んだ謎の少女・綾波と出会う。それは新たな戦いの予兆だった。

・カクヨムでのジャンル：現代ファンタジー

・感想

　原作のゲームに関しては、タイトルくらいは聞いたことがある、程度の認識です。で、実際アニメ初見で視聴してみた印象としては、『蒼き鋼のアルペジオ』みたいな世界観設定で『艦これ』風の武装美少女が海上戦をやる、といったものでしょうか。……というか「セイレーン」ってまんまアルペジオの「霧の艦隊」ですよね？　なんと言いますか、まさに『蒼き鋼のアルペジオ』と『艦これ』を足して二で割った感じであり、正直に言えばあまり新鮮さは感じられませんでした。ただ第1話後半の戦闘シーンは見応えあってよかったと思います。初見としてキャラが多くてついていけていませんが、作画的な派手さを楽しみたいです。……関係ないけど『蒼き鋼のアルペジオ』をまた見たくなりました。

・期待度：△

『放課後さいころ倶楽部』

・公式ページ：http://saikoro-club.com/

・あらすじ

　いつもひとりでいること—。人付き合いが苦手で引っ込み思案な武笠美姫にとっては、それが当たり前の日常。そんな美姫が、天真爛漫なクラスメイトの高屋敷綾、クラス委員長の大野翠、ドイツからの転校生エミーリアと出会い、ボードゲームを通して友情を深め、少しずつ前に進んでいく。当たり前だった日常が、特別な毎日に変わっていく—。

・カクヨムでのジャンル：現代ドラマ

・感想

　アナログゲームアニメですが登場するゲームが海外のものであり、日本人にとって馴染みのないマニアックな内容ですね。イメージとしては、『ガキ使』でたまにやっている世界のゲームを遊びつくす企画を美少女アニメ化した感じ。日常系美少女アニメではありますが、海外ボードゲームという物珍しさからくる新鮮さがあって、なんだかんだで楽しめそうな雰囲気がありますね。今後取り上げるゲームのチョイス次第で面白さが変動しそうですけど、ネタは尽きないかと思われます。あとキャラクターのデザインがいいですね。露骨ないやらしさはないですが、着衣でのボディーラインが秀逸であり、登場する女の子を見ているだけでも飽きないです。いえいやらしい意味ではないです。

・期待度：〇

『厨病激発ボーイ』

・公式ページ：http://chubyou.net/

・あらすじ

　わけあって中途半端なタイミングで皆神高校に転校してきた聖瑞姫は、転校初日に突拍子もない言葉を投げかけられる。平穏な高校生活を送りたい彼女が出会ったのは、平穏とはほど遠い、厨二病をこじらせまくった残念男子たちが集まる”ヒーロー部”の面々だった！妄想と暴走にツッコミが追いつかない厨二病学園生活が、今始まる！？

・カクヨムでのジャンル：現代ドラマ

・感想

　…………。うん、見なかったことにしよう！　中二病アニメとのことですが、かなりテンプレートな中二病をテンションに任せてゴリ押ししているだけでして、まあーすべってる感半端ないですね。これはかなり見る人を選ぶアニメではないでしょうか。あと視聴しているときに、ノリがどことなく『メカクシティアクターズ』を彷彿とする感じがしました。で、視聴後に調べてみたら書籍化したボカロが原作のアニメなんですね。それで腑に落ちました。このアニメはあくまでボカロキッズをメインターゲットにしていて目の肥えた年寄りが見るものではない、ということですかね。次回は……もういいかな。

・期待度：×

　と、この辺りでいい感じの文字数となりましたので、 Part1として一旦公開します。 Part2は、おそらく週明けから週半ばくらいになるかと思います。次回の Part2もよろしくお願いします。