ナニカガイル

作者 武州青嵐

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★★★ Excellent!!!

本作の分量は五万字なので、中編の扱いになると思う。
私は長い文章を読むのが苦手で、カクヨムに登録して2年以上経つが、この作品がはじめて読み切った中編となった。

もともとの技量に加えて、怪談を「読み・書き・話し・聞き」した経験が活かされて、とても読みやすく、また読みごたえのある文章になっている。
本人のこだわりならばそのままでよいが、読みづらい漢字にふりがなをつけるなり、ひらがなに開くなりすると、いっそうスラスラと読めるようになり、とくに若い子は助かるように思う。

ホラーが得意・不得意に関わらず、多くの人が楽しめる工夫がされているので、怖いのが苦手な人も楽しんでほしい。

★★★ Excellent!!!

ようし!これからホラーを書くぜ!って思っているそこのレディース&ジェントルマン!
今めっちゃホラー見たい!怖がりたい!って思っているそこの坊ちゃんお嬢ちゃん!
いい作品があるぜ紹介しよう!それがこちらの作品「ナニカガイル」だ!
この作品、人を怖がらせるポイントを的確に押している!詳しいことは言えないが、どういうところで人は怖がるのか。闇の中には、それもどこにでもある闇の中ではどんなものがあるのか。そこらへんが非常に描写がうまく!行間も計算されていて!書かれている!こえええええって何度も思ったぜ!
俺としてはホラー映画一本見たような、そんな気分だったぜ!季節外れかもしれねえが、そんなん関係ねえ!いつだって俺は怖がりたい!って思う人、さあ、クリック&リーディングの時間だぜ!

失礼しました。
ホラー要素の紹介ばかりしてきましたが、ほかの点もしっかり押さえています。例えばキャラ。私が気に入ったのは生田さん。彼を動物に例えるなら子犬。けれど成長する子犬なんです、しかも成長前も後もどちらも味があります。途中怯えてテンパった彼もいいですが、最終回の時の成長した姿を見ると感慨深いものがあります。またストーリー的にもやはり腕が光ります。怖がらせるばかりではなく、息抜きのギャグシーンなどもきちんと入れてきます。正統派ホラー作品。手にとってはいかがでしょうか?

★★★ Excellent!!!

……ではなく、ホラーです。
音の描写はもちろんですが、部屋にいるナニカの表現も禍々しいほどにリアルでした。実話怪談も書いていらっしゃる作者様ならではの暗くて寒い雰囲気を楽しめました。

また禍々しい雰囲気の中にあって、それでいて微笑ましい主人公二人の関係も魅力的でした。
読み進めるほどに応援したくなります。

最後に一言。

がんばれ生田!!

★★ Very Good!!

 「このあと、僕の部屋に来ませんか?」

 打ち上げのあと、ちょっと頼りない後輩男子から意外なお誘いを受けた瀬名川さん。
 紆余曲折のうえ、独身後輩男子の部屋でサシ飲みすることになり、訪った部屋には…ナニカガイル…

 このお話は、迫り来る『ナニカ』を緊張感あふれる描写がなされていて、とても怖いのです…
 また、ただ『ナニカ』が怖いだけではありません…絶対、『ナニカガイル』のに不動産業者は事故物件ではないというのです…では、『ナニカ』はどこから来たのか?という得体の知れなさがまた、違う恐怖を醸します。

 第17回角川ビーンズ小説大賞 奨励賞を受賞された作者さまの渾身のホラー小説、怖い話が好きな人も、そうでない人も是非、読んでいただきたいお話です。

★★★ Excellent!!!

「部屋にナニカがいるんです!」と後輩の生田くん(チワワ系男子)に泣きつかれ、部屋へと招かれた瀬名川さん(男前女子)。

二人で過ごす一夜に忍び寄るものは……?


怖いです! ホラーが苦手なので、途中、「ひいぃぃぃっ!」だの「ぎゃーっ!」だの読みながら叫びました。

が、瀬名川さんと生田くんのやりとりがすごくすごく、面白いですっ!!
この二人を見るだけでも、読む価値があります!

ええもう、ものすごく熱心に生田くんを応援してしまいました……っ!

ぞわりと鳥肌が立つ、質感のある文章。素敵な登場人物。
忍び寄る恐怖に、練りこまれた伏線。
小説としても良作です!

読んで損なし、ぜひご一読を!

★★★ Excellent!!!

 頼り無い会社の後輩の生田から、自分の部屋に「ナニカ」がいるらしいと相談される瀬名川。乗り込んでみれば、何の変哲も無い生田の部屋だが、そこにあるクローゼットには……。「ナニカ」がいたり、いなかったり。その辺は是非、読んで確かめてみて下さい。さらりと読みやすい文体、分量でありながら、大満足の内容です。面白いですよ。

 怪異的ホラーでありながら、本当に恐ろしいのは、人の感情かもしれない。

 なんて、ちょっと人間について考えさせられるホラーです。是非ご一読。

★★★ Excellent!!!

これはどうにも読んでもらわないとわかってもらえないでしょうが、起きる出来事は本当に怖い!
登場人物も本当に怖がっている。
なのに、なのに、(大切だから2回)面白いんです。
途中でトイレにも行けるんです、怖いのに。
ホラー苦手の方、ホラー食わず嫌いの方、ホラー食傷気味の方、ホラーマニアの方にお薦めです。

★★★ Excellent!!!

「出るんです」
そう怯える後輩・生田に連れられ、彼のアパートへ。
チワワ犬のように無害な後輩ではあるが、まさか私を誘ってるわけ?
女だてら豪胆な瀬名川は、先頭をきるが……

蒸し暑かったはずの室内なのに、どんどん冷気が満ちてゆき。
腕にからまる長い黒髪。押入れのすきまには淀んだ闇。
ナニカが、イル……

主人公の先輩が「霊なんて信じない。まあ存在はするかもだけど。有り得ない。」といったタイプで非常に共感しました(笑)
心霊物件(仮)に行ったとしたら、私もこんな反応しちゃうだろうな……ムダに明るく振る舞うけど「ヤバイなんか居るような?」なんて内心ブルブルだったり……(笑)

パニックあと逆ギレする2人にクスリと笑ったり、最後のさいごで「実は最強にしたたか」だった後輩くんに絆されかけたり……
ホラーと恋愛の二重ドキドキが、ジェットコースターに乗っているような!
とっても素敵なおススメ作品なのです〜〜!!(*ノ´∀`*)

★★★ Excellent!!!

――うち、なんか居るんですっ。本当なんですっ。

 とある街の、ある夜のこと。
 勇者セナガワは、必死の形相で助けを求めてくる村人イクタの言葉に頷いた。

 ねっとりと絡みつくような夏の夜気に潜む魔手。
 冷たい静けさを孕んだ闇から、じっと見つめるぬばたまの瞳。
 ぞろぞろと這う黒い髪。喜びか哀しみか、乾いた笑い声が耳に残る。
 そして背筋も凍る昏い闇のなか強固に守られた秘宝とは……っ!

 酒あり、笑いあり、涙はないけど愛と狂気に塗れた『正統派ジャパニーズホラー』。
 本当に怖いのは一体何か。
 ご自身の目でお確かめください。

★★★ Excellent!!!

 新しく入居したアパート。すごくいい部屋で家賃も安い。でも、この部屋。ひとり暮らしのはずのぼくとは別に、……何かが居るんです。


 ぎょえーー。怖えーー。


 本作はホラーになっているので、苦手な人にはお勧めできません。

 ただ、恐怖というのは、微妙なもので、正直ぼくは前半部分はそんなに怖くなかったんですよ。あ、来たな……という感じで。ふむふむ、そう攻めて来るか、みたいな。

 ただ途中ですごい怖い場面がありまして、「うぎゃー、ざけんな、作者!」とクレーム入れようかと思いましたが、なんか悔しいので、やめておきました。

 ただ、本作。じつは読者を怖がらせるだけのお話ではなく、主人公二人がとにかく酒を飲んでいる──、コホン、だけではなく、ナニカの正体だとか、それが現れた経緯や、隠された事実などが丁寧に描かれていて小説としての体裁が整っています。また、一風変わったテイストの恋愛形態が差し挿まれていて、これはこれだけでもアリかな?と、ちょっとニヤニヤします。

 そして、ホラーであるにも関わらず、ラストはさわやかで、今宵は居酒屋で、ビールに唐揚げでも、という気分にさせてくれる。

 どうやら、本作。猛暑の夏に、ぼくたちへの、作者からのプレゼントであったようです。




★★★ Excellent!!!

後輩の生田から、部屋に幽霊が出るから来てほしいと言われた瀬名川さん。その理由とういうのが「元気で強くて強烈なパワーを持っているヤツと一緒にいれば大丈夫だ」だそうです。ちなみに、それを聞いた後に言った言葉が「はぁ?」と「殺すぞ、こら」です。

実際、自分も読んでいて、彼女なら幽霊の一人や二人何とかするんじゃないかと期待していました。
でも、それが罠なんです。こんなに強い彼女さえも恐怖します。彼女でさえ恐怖するのですから、普通の心臓しか持っていない方々はより怖がること間違いないでしょう。

恐怖と並ぶこの作品のもう一つの魅力は、瀬名川さんと生田の掛け合いにあります。バカバカしい会話が非常に面白く、ホラーなのに笑ってしまう場面も多々ありました。
そしてそれだけに、怖い部分はより引き立ち、怖さと面白さの緩急が良い具合についていました。

★★★ Excellent!!!

「僕の部屋に来ませんか?」

そう誘ってきたのは、職場の同僚の生田。主人公の瀬名川は、酒の誘いかと思うも話を聞いてみると、何でも彼の部屋には幽霊が出るそうで、一緒にそれを確かめてほしいと……

「なぜそれで私を選んだ?」
「瀬名川さんは元気で強くて強烈なパワーを持っているから」
「殺すぞ!」

こんな感じで生田のアパートに乗り込むわけですが、まさか本当に恐怖体験をすることになるとは……

ホラーなのに、瀬名川と生田の掛け合いがとてもコミカルで面白い。
だけど二人の会話につい笑っていると、思わぬ不意打ちを喰らったりもします。だってこれ、ホラーですから。

★★★ Excellent!!!

本格派ジャパニーズホラー。
上質なホラー映画を見ているような感覚になる本作。

次々と主人公に襲いかかる怪奇現象。読みながら思わず「ギャーッ」と叫びそうになります。

特に一人暮らしの人は覚悟して読んだ方がいいかもしれませんよ。
たとえば、ギィときしむ床やなぜか隙間が開くクローゼットが普段から気になっているなら……、そこには……

酒豪に襲いかかる亀女に、震えあがるチワワの顎を砕くペパーミント。
なんのこっちゃと思ったのなら、読んでみて下さい。この言葉を覚えておくと、少しは恐怖が薄らぐでしょう……、たぶん。

★★★ Excellent!!!

アパートに「何か」が出る。
そう言った生田青年に助けを求められ、職場の同僚で先輩の女性である瀬名川さんが生田青年のアパートを訪問することに。
そこで瀬名川さんを待っていたのは、想像をはるかにしのぐ恐怖だった……。

たった一晩のことながら、瀬名川さんにまとわりつく恐怖が読者の私にも迫りくるようで。
毎日更新されるたびに瀬名川さんが次は何を見てしまうのかハラハラしてしまって読むのをやめられませんでした。
次から次へと起こる怪奇現象……瀬名川さんを見つめる謎の女の影。
長い黒髪が私の腕にまで絡みついてくるようで、私もアパートで一人暮らしをしていることもあって物音にびくびくしてしまいました。

しかし終盤謎の正体がわかると、やはり一番怖いのは人間。
アイシテルという言葉は取扱い注意ですね。

とはいえところどころラブコメが挟まれて休憩できるので最初から最後まで怖いだけじゃありません、皆さん身構えずに気軽に読んでみてください!

★★★ Excellent!!!

本作は幽霊系のホラー作品です。

そしてホラー部分がたっぷりでありながらくどすぎずに、私は大満足でした。

グロ描写は無いので、純粋なホラー感が楽しめて、グロ苦手な方にもオススメできます。

所々挟まれるコミカルなやりとりや、ちょっとしたミステリーな部分も、ホラー感を上手に引き立てていて作者の力量に感服いたしました。

純粋な幽霊ものは難しいのに凄いです。

※この作品の作者さんの書いているお話はどれも完成度が高くてオススメなのですが、ホラーがお好きな方は「ラピスラズリ」も合わせてお読みになる事をオススメします。




★★★ Excellent!!!

「この後、僕の部屋に来ませんか」

飲みの後でそんなことを言ってきたのは、チワワのような後輩男子生田。誘われたのは、お酒大好きで男勝りな瀬名川さん。

これってつまり、そういうお誘い?

そんな期待は打ち砕かれます。粉々です。
なぜってこれは、ホラーなんです。
それも、超一級の。

だから、この場合の「来ませんか?」は飲み足りないor食べ足りないので仕切り直そうの類ではないわけです。

生田は言います。
「なんか、いるんですよ」と。

まだわからない。
まだGの可能性も捨てきれない。そう思ってしまうほど、生田というのは見た目や行動が弱々しい。

そんなわけで、瀬名川さんは勇敢にもその「なんか、いる」生田の部屋に行くのですが――。

もう一度言いますね。
これは、ホラーなんです。
それも、超、超一級の、です。

読む前には、必ずお部屋のクローゼット確認してください。ぴったり閉めてくださいね。何なら、すぐに使いそうなものは出しておいても良いかもです。
しばらくそっち、見れなくなりますから……。


※怖くなりすぎたら、皆さんの応援コメントで中和させてください。
青嵐さんのお話は、この皆でワイワイ感も楽しみのひとつです。