グリム・ロッジの妖精騎士

作者 雪菜

99

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★★★ Excellent!!!

美しく紡がれる譜歌
迫力ある文で描かれる戦闘

世界観にとても引き込まれるハイファンタジーです。

奴隷的に扱われるエルフ、国家に暗躍する事件など、ダークファンタジー的な要素を含みながらも、幻想的な雰囲気は決して失われていません。

主人公とヒロインの関係性や、神話の時代も物語にどう関わってくるのか。

ぜひ、一読していただきたい作品です。

★★★ Excellent!!!

流れるように紡がれる地の文、個性的な登場人物、そして根底に流れる不穏な気配…。
どこをとっても素晴らしい、本格ハイファンタジーです。

この物語の鍵になるのは、譜歌と呼ばれる魔法ですが、この魔法を使うシーンがとても素敵…!独特の歌は、読者をしているはずなのに、歌が耳に響いてくるようです。

男性女性問わず楽しめる作品ですが、あえていうなら女性の方にお勧めしたいところもあります。主人公ソラのみならず、レーヴェ、クリスフォードと女心くすぐるイケメンも出てきますよ…!
皆さん、ぜひ一度、読んでみてください!

★★★ Excellent!!!

独特の世界観と繊細な描写で描かれる、現代型ハイファンタジー。

魔素を組み換え、魔法のような現象を引き起こす『譜歌』
歌い手は思いを込め、紡ぎ手は運命をこそ、その譜面に込める。

彼ら彼女らの奏でる歌が導く先にあるものは永遠たる祝福なのか、それとも狂気の騒宴なのか。

読みやすい文体に、透明感のある描写。魅力的な登場人物達による、ほっこりとしてしまうような掛け合いにはつい、先へ先へと読み込んでしまうような魅力か溢れています。

個別にちりばめられたパズルのピースがそれぞれに絡み合い、進んでいく物語も読み応え十分。

ソラとリリアが互いに紡ぐ歌声を、是非とも文面から感じて欲しい。
そんな力作だと思います。



★★★ Excellent!!!

美しいものに汚れたものを掛け合わせるのがいい。

譜術を巡る幻想ファンタジー。譜術を扱うシーンはまさしく神秘的で、歌を歌うリリアは女神のような、簡単に侵してはいけない神聖さすら感じます。
そういったひたすらに「美しい」話なのかなと思いきや、ソラの所属するギルドは何でも屋じみた闇ギルドだし、ストラテジーの要素も出てくるようで、これはおいしい組み合わせです。

ただ守り守られるだけではない。リリアはどれだけ清らかであれるのか、ソラはどれほど手を下すのか。二人の関係も楽しみです。