前のエピソード――京丁椎の高校時代

　さて、学校では特に思い出の無い京丁椎ですが（悲しいなオイ）学校外でと言えばこれまた何の思い出も無い訳でして、強いて言うならば当時はラジコンカーを弄っておりました。大島サイクルでリツコの夢と結婚式の手紙で出てくるリツコの父である幸和のモデルになったのはラジコンカーの事でお世話になった人です。ラジコンの部品を買いに通っていた店の社長が先代の大石のモデルです。

　私のバイク屋さん小説は今までの思い出から生まれたキャラが結構います。ところで京丁椎自身の高校生時代の話なんだけど、正直なところ、黒歴史以外の何でもないので高校生活のことは掘り下げるのは本気で勘弁してください。想像以上に何も無かった。何か恥かしい事が黒歴史らしいけど、全く何も無いってのはそれはそれで黒歴史だ。思い出そうとしても全く思い出が無い。

「僕の高校時代って……何？」

　理恵なんかは幼稚園から高校まで一緒の学校に通ってた女子がモデルなんだけど、大食いな設定や胸が小さいのは、これまた高校の時に図書室で読んだ『スレイヤーズ』のリナ・インバースから引っ張って来てたりします。よ～く思い出せばキャラのルーツは想い出の何処かに在る様な気がしますなぁ。

　何だか今回は自分の作品のキャラ繋がりな話ばっかりだなぁ。理恵の話を何話か作った影響かな？　理恵が主役の話が思い浮かんで予約投稿しました。近日中に公開予定です。

　ちなみに億田金一郎はこんなイメージ。これは京丁椎が休日の夕方にテレビを点けるとしょっちゅう放映していたVシネマ。えらく渋いもん見てたなぁ。それにしても弟分とは言えこんなアンちゃんに拳骨を食らわす大島君も大した奴だ。もしかすると、金一郎は普段怖がられてるから叱ってくれる中兄（あたるにい）ちゃんが貴重なのかもしれんなぁ。

　https://www.youtube.com/watch?v=HM1K41TYQyY