おばあちゃん家の真理の扉

作者 間宮

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★★★ Excellent!!!

お盆休みにおばあちゃんの家に泊まった「ボク」が、ダンジョンみたいな屋敷を探索するお話です。
最初のあたりを読んでいて、なんとなく、『となりのトトロ』のワンシーンを思い出しました。さつきとメイが田舎のボロ家に引っ越してきた時、少女メイは家じゅうを駆け回ってはしゃぎます。きっと本作の「ボク」も、ひと夏の思い出となるその場所で、楽しく探索をするのだろうな。夏の匂いと、懐かしい景色を感じながら……。

そう思っていましたが別にそんなことはなかったっていうかタイトルとキャッチコピー通りだったというか、想像の斜め上をゆく展開が待っていました。おかしいでしょあのおばあちゃん家。虚数空間って何。ツッコミどころが無数に待ち受けていて声出して笑ってしまう一方で、どこかワクワクしてしまっている自分もいました。次は何があるんだろう? 何が始まるんだろう? みたいな気持ちで読み進められて楽しかったです。こんなおばあちゃん家に行ってみたかった。いやどうだろう。やっぱいいです。