ニールのメッセージ:「儀式」 2021年1月16日

ニールのメッセージ:「儀式」 2021年1月16日


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親愛なる友よ...


 先週、私たちはこの場で、「聖なる体験」を生み出すためのツールとしての「動き」について話し合いました。


 そして、今週はさらにもう1つのツールを探ることを約束しました。それは「儀式」です。では、それを見てみましょう。


 辞書によると、「儀式」とは「誰かが定期的に必ず行う一連の行動、または動作の種類で、しばしば規定された順序に従って行われるもの」と定義されています。


 儀式とは、秩序ある生活のパターンです。その性質上、それらは自律的な形で私たちを無意識のうちに動かします。すべての社会に不可欠なものです。


 儀式に精神的、感情的、心理的な要素が強く含まれている場合、それはしばしば聖なる体験の強力な道具となります。讃美歌はまさにそのような儀式かもしれません。


 また、ロザリオを唱えるように、一定の方法で繰り返して祈ることもあります。(ローマ・カトリックの信仰形態で、5年、15年、20年のアヴェマリア(訳註:天使祝詞)を繰り返し、それぞれの年代で「われらの父よ」の前に「栄光あれ」を唱えます。)


 また、毎日決まった時間に決まった方法で決まった時間だけ瞑想することもできます。


 儀式の中には、他の儀式よりもはるかに短いものもありますが、それは時間の長さというよりも、心をどこに持っていくかということです。


 それは、私たちの外部の現実の日々の、時間ごとの、分ごとの世界から離れて、魂の領域の中にあります。データから離れて非データへと移行します。そこでは瞬間は情報に関するものではなく、経験のみに関するものです。恐れから離れて愛へ―生への愛、神への愛、そして自己への愛へ、です。


 あなたは儀式を見つけたいと思うかもしれませんし、あなたのツールとして役立つことができる儀式を作りたいと思うかもしれません。


 例えば、毎朝起きたときに、頭の中で同じことを言います。全く同じことを、全く同じ時間に言うのです。意識が戻った直後に、こう言うのです。


「神様、今日も一日、最高の自分でいられるチャンスをありがとうございます。」


 また、私は毎日シャワーを浴びるときに、ある儀式を行っています。ブロードウェイ・ショー「オクラホマ」の名曲「ああ、なんて美しい朝だろう」を歌うのです。


 声に出して歌うこともあれば、頭の中で歌うこともあります。


 歌う理由は...


(a) 冒頭の歌詞が好きだから。


(b) 歌っている間、「悪い気分」でいることは不可能であり(たとえ「間違った側のベッド」で起きたとしても)、良い気分はたいていしばらくの間、私の中に残ります。


 ちなみに冒頭の歌詞はというと、


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ああ、なんて美しい朝なんだろう


ああ、なんて美しい日なんだろう


素晴らしい気分


すべてが私の思い通りになっている


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 また、私には夜寝るときの儀式があります。私はこう言います。


「毎日、あらゆる面で、私はどんどん良くなっています。」


 (これは、フランスの医師であり哲学者でもあるエミール・クーエが、第一次世界大戦中に前線後方のテントで治療していた兵士たちに、1日に100回繰り返すように言った有名な言葉です。彼はこのプロセスを「自己暗示」と呼んでいました。)


 私は毎晩11回言っています。理由は聞かないでください。それは私が選んだ数字に過ぎません。ああ、これは儀式なのです。


 そして最後に、私は一日の中で、何か「不愉快なこと」や「困難なこと」に遭遇したときには、必ず儀式を行います。これもまた、ちょっとしたことですが、私はこう言います。


「神様、この問題はすでに私のために解決されていると理解させてくださってありがとうございます。」


 これらは私の儀式の一部であり、他にもあります。これらは、聖なる体験への道を築くための私の方法です。私の説明を聞いて、あなたも自分だけの儀式を作ってみてはいかがでしょうか。


ハグと愛を込めて。


ニール


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*〈伊能言天〉からのお願い:神・人生に関心のおありの方に、当ページを紹介いただけましたら嬉しく思います。→https://kakuyomu.jp/works/1177354054886666914

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