046《宇宙は死んだものではない》

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 ニール:岩が自分を認識しているとおっしゃるんですか?


 そう、すべては自分を認識している。自己認識のレベルが違うだけだ。


 すべての生命は、いちばん小さな細胞、分子、分子以下の粒子にいたるまで知性をもっている。


 《明日の神P97》(一部略)

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 生命の三つの基本原則の二番めに注意しなくてはいけない。生命は永遠に適応しつづける。つまり自らを確実に持続させるために、自らを変化させ、自らを表現するかたちを変化させる。


 地球が生き地獄になるという意味だよ。


 あなたがたがシステムの機能性の限界を超えてシステムを適応させようとしても、システムはその前にその一部であるあなたがたを適応させるだろう。


 《明日の神P106》(一部略)

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 ほとんどの人間は、地球や太陽や太陽系などの宇宙の物質を、「死んだ」ものとして想像している。


 それは幻想だよ。そして、その幻想を生きているあいだは、その死んだ物質をできるだけたくさん搾取して、良い暮らしをしようとする。


 《明日の神P118》(一部略)

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 ここでいっている「死んだもの」という意味合いは、無生物的な単なる物質ということと考えてよいと思われます。


 『神との対話』では、物質の基本である素粒子にも、さらにはこの地球にも、人間の知性とはレベルが違うにせよ、知性があるといっています。 つまり「生きている」というのです。それらを「生命」と見ているのです。


 人間は地球を「死んだもの」と見ているから、人間のしたい放題のことを、地球に対して行なっています。


 宇宙に存在する全ての生命の基本的原理には、機能性、適応性、持続性があるといっています。(新しき啓示P304)


 機能性とは、生命が活動すること。適応性とは、周りに適応するように変化すること。持続性とは、生命の活動はいつまでも持続するということです。


 生命は、そのままではその存続が困難な状況に遭遇すると、その状況に適応するように変化し、存続を維持しようとするというのです。


 つまり、人間の対応が変わらないことで、物事の存続が脅かされると、その物事自体の方で変化するというのです。


 地球温暖化は、その1例だといっています。


 地球温暖化現象は、現代科学的見解では、環境破壊の結果、CO2が増大して起きていると見ていますが、『神との対話』の視点では、地球の存続を維持しようとする地球自体の適応現象だというのです。


 これをどう解釈するかは難しいところですが、私(いのう)の推察では、温暖化などの地球環境の激変は、地球を破壊し続ける人類の生存を、拒絶しようとしている地球自体の適応現象だといっているのではないかと考えます。


 033《社会が技術の産物になると自滅する》でも書きましたように、高度化した科学技術や爆発的な人口増加は、地球を不可逆的に破壊しかねない事態を招いています。


 これをいつまでも放置しておけば、地球から人類は拒絶されることになるでしょう。


┌《神との対話3-P334》

 宇宙そのものが最大の技術だ。完璧に自動的に働いている。ところが、あなたがたが手を出して、宇宙の原則や法則をひっかきまわすと、その法則を破壊する危険がある。

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*〈伊能言天〉からのお願い:神・人生に関心のおありの方に、当ページを紹介いただけましたら嬉しく思います。→https://kakuyomu.jp/works/1177354054886666914

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