なんちゃって神父さんー(＾ω＾)そうだったのか『神との対話』

☆ニールへの手紙：信じるだけで、人に好きなことをさせられる？ 2020年4月24日

ニールへの手紙：信じるだけで、人に好きなことをさせられる？ 2020年4月24日

┌－－－－－－－－－－

読者の質問：

ニールさんへ

　私の名前はジュリーで、フランス人です（下手な英語で失礼します）。 CwG（神との対話）を読みましたが、とても気に入りました。 この本の中では、私たちに、なれないこと、できないこと、持てないことはないと言われています。

　でも、「私はこのかたぐるしい男に愛されることを選ぶ」とか、「私はこのかたぐるしい監督に演出される脚本を選ぶ」とか、そういうことも含まれているのでしょうか？ （私は脚本家です）だって、それが本当だとしたら、信じるだけで、人に好きなことをさせられるということになるのではないでしょうか？

　個人的には、誰かが選んだからといって、自分の好きなことをさせたり、感じさせたりすることができるということに違和感を感じています。

　私は非常に混乱しています。どうぞ私の質問に答えてください。私はもう祈る勇気すらありません!

愛を込めて。

パリのジュリーより

－－－－－－－－－－－－－－－

ニールの返事：

親愛なるジュリー

　「人を好き勝手にさせる」ことができる人や物事は、この世には存在しません。このことは心配しないでください。

　CwGは、私たちはそれぞれ独立した存在であり、私たちの意志に反することを「強制」したり「要求」したり「やらせる」ことができる存在はないことを明確にしています。

　私たちは皆、自分の現実の創造者です。しかし、私たちは他人の現実を創造することはできません。

　その現実は常に彼らが創造するものであり、私たちが彼らに送るどんなエネルギーも、彼らの欲しない、意志に反したことをさせることはできないのです。

　CwGが「私たちに、なれないこと、できないこと、持てないことはない」と言っているのは、私たちが他人の心の中に入り込んだり、他人のプライベートな現実に「侵入」して、しないような行動をなんとかして他人にさせることができる、という意味ではありません。

　それが意味するのは、内容において私たちの欲望に一致する結果を生み出すために、私たちが超意識レベル（魂レベル※訳者注）で他の人と一緒に創造することができるということです。

　私たちが最も経験したいと思っていることは物事の内容であって、特定の形ではありません。私たちの魂はこれを知っています。魂は常に形ではなく内容のレベルで働きます。

　例えば、「この特定の人に私と恋に落ちてほしい」と言った場合、あなたの存在の本質（魂※訳者注）が知っているのは、それが愛を体験したいというあなたの心の願望である、ということです。

　それはまた、愛がどのような形でもたらされるかは重要ではないことも知っています。

　あなたの存在の本質は、その後、あなたの夢の内容を創造するために働き、形は共創のプロセスに任せます。それによって、地球上にすべての物理的な現実が現われます。

　すべての地球上の経験は、多くの存在の創造的なエネルギーを使って、共創のプロセスによって生み出されます。

　存在は、個々のエネルギー（あなたは「氣 」エネルギーと聞いたことがあるかもしれませんね）を、「持ち去ったり」「乗っ取ったり」、あるいは遠くから別のものによって操作したりすることはできません。

　あなたの言う状況では、共創のプロセスで起こることは、ある人が他の人に、愛するように要求を「せまる」ことでしょう...

　多分それは、愛し合っていると感じている特定の「他の人」でしょう...

しかし、それは「他の人」が応答するように要求されている、または強制されていることを意味するものではありません。送るエネルギーと共鳴（同意）し、それと調和している個人だけが反応するのです。

エネルギーは、磁石の磁場のようなものです。二つ目の磁石のN極S極のどちらが送信されたエネルギーを受け取っているかに応じて、引き付けるか、または反発するかが決まります。

これは単純な説明であり、化学的に正確であることを意図したものではありません。それは私がここで伝えようとしていることの単なる例示です。

つまり、自分を愛してくれる人が他にもいるかもしれないということです。なぜなら、「愛」は自分が求めている体験だからです。そして彼らは、自分を幸せにするための「唯一の人」になりうると思っていた特定の人への、必死のあこがれを、すぐにやめてしまうでしょう。

あなたの2番目の例を使いますが、映画の監督についても同じことが言えます。

私はいつも生徒たちに言っています。「『正しくて完璧な』結果を得るためのエネルギーを出しなさい。しかし決して、特定の見方での、特定の結果を求めてはいけません。」

　だから、もしあなたが自分の映画のために可能な限り最高の監督を求めているのであれば、そのエネルギーをそこに出しますが、特定の監督を精神的に「引き寄せよう」としないでください。逆磁石のように、実際にその人物を押しのける可能性があるからです。

　あなたを彼らのエネルギー分野に引き寄せる人に関しては、これについて心配する必要はありません。私が前にも言ったように、誰もあなたの意志に反してそれを行うことはできません。

　私たちは、創造のスピリチュアリティの第1レベルの学生から第2レベルの学生に移るとき、「手放して神に委ねる方法」を思い出します。

　私たちはまだ特定の結果を期待しているかもしれませんが、それらの結果を特定の見方で「見る 」のを止めます。私たちは、形ではなく、内容を求めています。私たちは外的な効果ではなく、内的体験を生み出します。

　これができれば、私たち全員が在籍するライフタイムスクールオブマスタリーのすべての学生にとって大きな卒業となります。

　ジュリーさん、質問ありがとうございます。私はあなたにこの答えを提供できてうれしく思います。

抱擁と愛を込めて。

ニール

└－－－－－－－－－－

－－－－－－－－－－

＊〈伊能言天〉からのお願い：神・人生に関心のおありの方に、当ページを紹介いただけましたら嬉しく思います。→https://kakuyomu.jp/works/1177354054886666914

－－－－－－－－－－