019《自分の何がそんなに嫌い》

┌----------

 ひとが「自慢」したり「見せびらかし」たら、自分の何がそんなに嫌いで、自分のかわりにどうひとに好意をもってもらいたがるんだろう、という疑問が湧くね。


 自分が全面的に嫌いだというのではないよ。好きでない部分があるというだけだ。エゴは それを補うために、ほかのひとに好いてもらおうとする。


《神との友情上-P96》

└----------


 『神との対話』の中で、「他人に自慢話しをする人を見ると、自分がそんなに嫌なのかと思うね」と、神は語ります。


 それに対して著者二-ルは、「私はほんとうは自分があんまり好きじゃなくて、自己愛の不足を他人の愛情で補おうとしているのですか」と、応じています。


 これは、優越感や劣等感と通じる事がらです。


 心理学では、自分の中に認める劣等感の裏返しが、優越感だといわれています。


 他人を見て卑下する思いが出たなら、それは自分の中に見える、自分の嫌な部分を、映し出しているのです。


 卑下する思いがわいた時、自分自身の中に巣くう劣等意識を見つめ直すべきです。


 まさに「人のふり見て我がふり直せ」といえるのです。



----------

*〈伊能言天〉からのお願い:神・人生に関心のおありの方に、当ページを紹介いただけましたら嬉しく思います。→https://kakuyomu.jp/works/1177354054886666914

----------


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る