2) あなたがたの神話ではイヴが「悪者」にされている

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神:あなたがたの宗教の大半は、男性支配の社会で創造され、男性に支配されている。なかには、女性は男性に従属していると教え、それを教義にしているものまである。


ニール:やれやれ、地球上のどの文化も、女性蔑視にじゃぶじゃぶに浸されているみたいですねえ。


《新しき啓示P241》(一部略)

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 あなたがたの神話では、イヴが「悪者」にされている。善悪を知る智恵の木の実を食べ、巧みにアダムを誘惑して同じ罪を犯させたという。この神話によって、女性は男性を、堕落」させるということになり、性に対するかたよった見方や混乱は言うまでもなく、あらゆるゆがんだ現実を創り出してきた。


 《神との対話1-P80》

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 『神との対話』は、男性優位の文化を造り上げたのは宗教だと、説いています。


 宗教の中でキリスト教を例にとると 、旧約聖書『創世記第3章』には、エデンの園における人間始祖アダムとエバ(イヴ)の堕落が書かれています。ヘビにそそのかされたエバが人間堕落の首謀者だというのです。


 従って、カトリックの指導者は、独身でなければならないし(司祭独身制)、女性の司祭は認められないとしているのです。


 キリスト教、イスラム教など宗教の大半は、女性は男性に従属しているという男性優位を唱え、それを教義にしているものまであるのです。


 歴史上、宗教は人間社会の文化に多大な影響を与えて来ましたから、現代社会に染み付く女性差別は当然の帰結といえるのです。


 一方『神との対話』では、エデンの園の神話の本質は人間の堕落ではなく、「神の最初の祝福」を表現しているといっています。


 従って、女性が人間堕落の首謀者ではありえず、元来、男女は対等かつ公平であるといっているのです。

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