2-2) マスターは高次の意識をもつ

②《マスターは高次の意識をもつ》


「------

 〈マスター〉をめざして学んでいる者は、たとえその経験が好ましく「見えない」としても、いつも自分の経験に同意する。自分がどこかのレベルでそれを意図しているはずだと知っているからだ。


 《神へ帰るP104》

 ------

神:それは「三つ(超意識、意識、潜在意識※筆者注)が一体になった」意識の段階で、超絶意識とでも言えばいいかもしれない。「キリストの意識」と呼ぶひともいるし「高次の意識」と言うひともいる。完全に統合された意識だ。


ニール:〈マスター〉とは、たとえ好ましくないと思えても、つねに結果に同意するひとなんですね。それがどこかの段階で意図されたものだと知っているから。


 《神との友情上P143》

└----------


 『神との対話』は、意識には、超意識、意識、潜在意識の三つがあり、マスターは超絶意識(キリストの意識)を持っているといっています。


 「超意識」の段階とは魂のレベルで、「意識」の段階とは精神のレベルです。


 「潜在意識」の段階とは、現代医学でいう自律神経のレベルで、『神との対話』では、「潜在意識」を医学と異なる独自の定義をしています。


 「超絶意識」とは、超意識、意識、潜在意識の三つが一体になった意識のレベルで、キリストの意識とも呼んでいます。


 超絶意識の段階では、思考が即、創造に繋がります。


 例えば、「イエス・キリストが荒海に向かって風と荒波とを叱ると、静まってなぎになった」と新約聖書(ルカによる福音書8章)にあるように、思考が直ちに現実化するのです。


 現実の物事は、この意識のいずれかの段階によって創造(現実化)されるというのです。


 したがって〈マスター〉は、現実化した結果がたとえ好ましくないと思えても、それが意識のどこかのレベルで意図されたものだと知っているから、つねにその結果に同意する、というのです。

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