10) それは物理的な世界でしかできない

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(人間が霊的世界を旅するうちに*筆者注)「知る」だけでは充分ではないときがやってくる。


 魂はそれ自身についての新しい考えのなかでそれ自身について知っていることを経験したくなる。だがそれは物理的な世界でしかできないとわかる。


(それで魂は物理的な存在に戻ってくる*筆者注)


《神へ帰るP447》(一部略)

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魂は霊的な世界の道を通って完全な知に到達し、物理的な世界の道を通って完全な体験に到達する。どちらの道も必要で、世界も二つある。


《神へ帰るP68》

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〔2章 神と宇宙 (3)神の宇宙創造〕で書いたように、神の宇宙創造の動機は、概念として知る自分自身を、体験的に知りたいと神が思ったところにあります。


 それと同じように、概念的な神性を、遺伝子DNAのようにすべて受け継いでいる魂は、それを体験したいと思うのです。


 物質的世界(物理的世界)でしか、神性を体験的に知ることはできません。


 霊的世界の人間が、新たに神性を体験したいと希望すると、物質的世界に行くのです(輪廻転生)。


 音楽に例えてみます。オーケストラがある曲を演奏するとします。


 曲は楽譜に書いてあります。しかしそれは、五線譜に音符という記号が書いてあるだけで、音そのものではありません。


 それを楽器の演奏者によって、音に変換して曲がかなでられるのです。


 概念的な神性とはこの楽譜にあたり、体験された神性とは演奏された音楽といえるでしょう。


 人間は、神性を体験するために、旅を続けているのです。

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