(2) さあさあ、思いつくままに、質問を並べてごらん

 ニールが神にうながされて、神への質問をメモ書き風に並べます。


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ニール:わたしにはたくさん質問があります。百、千、百万、数えきれないほどたくさんの問いです。それで、どこから始めたらいいか、わからなくなってしまいます。


神:とにかく、質問を並べなさい。どこからでも始めればいい。さあさあ、思いつくままに、質問を並べてごらん。


ニール:わかりました。とても単純な、俗っぽい質問もあるんですが。


神:自分自身を批判するのはやめなさい。ただ、質問を並べなさい。


ニール:わかりました。それじゃあ、いま思いついた質問です。


①わたしの人生はいつになったら、上向くのでしょうか。「うまくいく」ため、わずかな成功でもいいから達成するためには、何が必要なんでしょうか?もうあがきつづけなくていいという日はくるんでしょうか?


②いつになったら、人間関係がわかって、円滑な関係を結べるようになるでしょうか?幸せな人間関係を結ぶ方法があるのでしょうか?人間関係というのは、いつまでも課題なのですか?


③わたしはどうしても金に困らない暮らしができないようですが、なぜなのでしょう?一生あくせくする運命なんでしょうか?自分の可能性を充分に実現できないのだとしたら、何がじゃましているんでしょうか?


④どうして人生でいちばんしたいことをしながら、暮らしていくことができないのでしょうか?


⑤いま抱えている健康上の問題は、どうすれば解決できるでしょうか?一生つづくほどの慢性的な問題を抱えこんでいます。どうして、こんなことになってしまったのでしょうか?


⑥わたしがこの世で学ぶべき因果の教訓は何なのでしょうか?わたしは、何を克服しようとしているのでしょうか?


⑦輪廻転生ということはあるんでしょうか?わたしは過去に何度くらい生まれ変わったのでしょうか?過去の生でわたしは何だったのでしょうか?「因果応報」というのは真実ですか?


⑧ときどき、自分が超能力者のような気が強くするんです。「超能力者」というのはいるんでしょうか?わたしがそうなのですか?超能力者だと主張するひとたちは、「悪魔と交流」しているんですか?


⑨善いことをしてお金をもらってもいいのでしょうか?たとえばこの世でひとを癒す仕事を選んだとしてこれは神の業ですね─その仕事で金持ちになってもいいのでしょうか?それともこの二つは両立しないんでしょうか?


⑩セックスはいいことですか?この人間体験の陰にあるほんとうの物語とはいったい何なんでしょう?一部の宗教で言われるように、セックスは純粋に生殖のためのものなんですか?真のきよらかさと悟りは、性的エネルギーの否定─あるいは昇華─を通じて達成されるのですか?愛情のないセックスをしてもいいのでしょうか?肉体的な感覚だけを目的にセックスをしてもいいのでしょうか?


⑪誰もができるだけセックスから離れているべきだとしたら、どうして、セックスをあれほどすばらしく、めざましく、力強い人間体験になさったんですか?どうしてなのですか?だいたい、楽しいことはみんな「不道徳か、違法か、太るもと」というのは、なぜなんですか?


⑫ほかの星に生命体はいるのですか?異星人が地球を訪れたことはあるんですか?いまも、わたしたちは観察されているのですか?わたしたちが生きているうちに、べつの星に生命体があるという─反論しようのない、決定的な証拠を見ることはあるのでしょうか?それぞれの生命体はそれぞれの神をもっているのですか?あなたはすべての神なのですか?


⑬地球にユートピアが実現することはあるのでしょうか?神は約束されたように、地球の人びとに姿を見せることがあるのでしょうか?再臨はあるのでしょうか?世界の終わりはくるのでしょうか。あるいは聖書で予言されている黙示録的世界の到来はあるのでしょうか?たったひとつの真の宗教があるのでしょうか?あるとすれば、どの宗教ですか?


これは、わたしの質問のほんの一部です。前にも言ったように、ほかにもたくさんあるんです。なかには、あんまり幼稚で恥ずかしい質問もあります。でも、どうぞひとつずつ答えてください。そして、それについて「対話」をしてください。


神:よろしい。ではとりかかろう。質問を恥ずかしがることはない。何百年も男たちや女たちがたずねつづけてきた質問だ。ばかばかしい質問だったら、何代にもわたって問いつづけはしなかっただろう。


《神との対話1-P98》

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 ニールが書き並べた質問事項に沿って神が答えるという形で、神との対話が始まって行くのです。『神との対話』シリーズ全巻を通して、上記の質問事項すべてに、神は答えているのです。





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