平凡な私に麗しの王子様な婚約者がいる件について

作者 久里

89

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★★★ Excellent!!!

幼なじみと結婚する約束をしている──。
これだけでもきゅんきゅん必至のシチュですが、このお話の幼なじみの彼は「王子様」!
しかも、校内の女子みんなの憧れであるような、ガチの王子様です。
「平凡」な私と「王子様」の彼。
婚約しているなんて知られたら、暴動が起きかねないので、ふたりの関係は周りには秘密です。
だからこそいちゃあまだけでなく、ハプニングやピンチも連続で、とっても刺激的なストーリーになっております。

主人公の莉子と、その婚約者兼幼なじみの奏多。
ふたりの婚約のなれそめは、母親同士の約束からでした。
初めて奏多と自分が「婚約者」であることを知ったとき、莉子はパニックになりますが、何だかんだ自分も奏多に夢中であることに気づいていきます。
デートやハグ、そしてキス。
雪崩のお砂糖のような、奏多との時間。
でも、そんなふたりの関係は学校ではトップシークレット!
奏多の親衛隊に八つ裂きにされかねません。
奏多はみんなに莉子との仲を知ってほしいのが本音のようでも、とある心の傷で莉子は踏み出すことができないのでした。
みんなにばれないように立ちまわって、奏多からのあまあま攻撃に蕩けて、莉子の毎日はめまぐるしさでいっぱい。
本当は、私だって、奏多と並んで登校して、一緒にお弁当食べたいのにな──
そんな寂しさは振り払って、ふたりは「婚約者」という真の関係を隠していきますが……?

前半はいちゃらぶが暴走してますが、ゆっくりと物語には暗雲が立ち込め、読んでいて胸が苦しくなります。
奏多がこんなに好きなのに、私が一番彼を愛しているのに、きっと周りはそれを認めてくれない。
絶対、釣り合わねえだろって言われてしまう。
そんな莉子の切実な葛藤が、切なくて泣いてしまいました……

恋愛に限らず、周りに認めてもらえないかもしれない、そんな恐怖で踏み出せないことって誰しもあるのではないでしょうか… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

読む前から面白そうな予感がして、時間ができるのを楽しみにとっておいた作品です。
予感は当たり、ほぼ一気読みしてしまいました。
物語に引き込む力は、さすが久里さんです。

誰もが夢見るような王子様を婚約者に持つ、平凡な女の子。
平凡であるがゆえに、莉子は王子と、周囲と、自分自身に翻弄されます。

二人のひたむきな想いが胸を打ちます。
涙腺はゆるくないつもりなのに、ラストでは泣いてしまいました。
由美ちゃんが親友で、本当によかった。

とても素敵なお話です。
文章もさらさらと読みやすい。
おすすめします。

★★ Very Good!!

他のかたとは異なる読み方であることは重々承知しております。
自分は平凡だと思っている野崎莉子と、幼なじみの“王子様”漣奏多の甘々なラブストーリーです。
テンションが高く、ころころと状況が変化するストーリーを追いかけまして、登場人物達の心の若さを感じました。
女の子達が親衛隊をつくったり、遊園地に遊びに行ったり、内緒にしてほしいと駄目押しをされても大多数に言いふらしたり、噂を鵜呑みにしてすれ違ったり……社会に出た大人であれば(悪い言い方ですが)もっと冷静に状況を分析して、相手の気持ちを推測することも多いと思います。
でも、若い子達が精一杯生きようとしている様子が見えてきて、彼らを応援したくなりました。
本編は終了しましたが、番外編を希望します。

★★★ Excellent!!!

主人公は完璧王子を婚約者に持つ、普通の女の子。
親同士に決められた婚約者であるために、恋をしても悩まずにはいられないことがあります。
その主人公の悩みがかわいらしく、読み終わった後は甘酸っぱい二人の恋に必ずや頬をニヤけさせることでしょう。
もし作者様の気が向きましたら、本当の意味で両想いになった後の二人を読んでみたいものです。
一人称で進んでいくので、さくっと読めると思います。
どうぞ、青い春を堪能してください。

★★★ Excellent!!!

まるで漫画の中から抜け出てきた様な、王子様みたいな男の子がいた。で、その王子様こそが、主人公莉子の婚約者なんです。

外面は良くても中身は意地悪とか、実は大きな欠点がある……なんてことはありません!彼は完全無欠の、正統派王子様なのです!
そんな素敵な王子様が婚約者だなんて、世の女性たちなら羨むでしょう。
だけどこの王子様、実は初めから何でもできる完璧王子だったわけでは無いのです。今の王子が出来たのにはある理由があって。それには莉子が大きく関わっていて……

主人公莉子と王子、その両方がとにかく魅力的。
イケメン王子が魅力的なのは当然ですけど、莉子だって良いんです。消極的で引っ込み思案だった男の子を、完璧王子へと変える優しさを持ち、そんな王子の婚約者が自分で良いのかと悩むと言う可愛い一面もあります。

婚約者なんて言わずに、今すぐ結婚してしまえー。そう叫びたくなるような、とっても甘酸っぱいお話でした。

★★★ Excellent!!!

主人公莉子の婚約者奏多は、登校するだけでみんなが見惚れるほどの正統派王子様。そんな彼も、幼少の頃は人見知りで守ってあげたくなるような子でした。

とにかく奏多がイケメンです。今と昔とで、王子系と可愛い系の二つの属性を持つなんて反則過ぎます。
そして莉子も、あらすじでは平凡と書いてありますが、引っ込み思案な奏多を守ってあげたいと思ったり、すっかり王子様になった奏多を見て自分が婚約者でいいのかと悩んだりと、カッコ良さと可愛さの両方を持った子です。

そんな素敵な二人の織り成す物語。とっても甘くて、読んでいて終始顔が緩みっぱなしでした。