第109話 マンガとの出逢い(その1)

『私という人間』の形成に、マンガはかなり大きく影響している。


 今回は私がどんなマンガにいつ出会って、どんな影響を受けてきたかを書いて行きます。


 私がちゃんと分かってマンガを好んで読むようになったのは中学一年の頃からだったと思う。

 それまでも読んではいたけれど、たまたま親が買ってくれたマンガだったり、突発的に手に入れたマンガ雑誌だった。


 マンガ雑誌も毎月ちゃんと買うようになったのは中学に入ってからだったと思う。


 小学生の頃には「なかよし」「りぼん」「ちゃお」「キャロル」などを読んでいたが、その中学からちゃんと毎月買うようになったのは「なかよし」と「ちゃお」だった。


 ちなみに「キャロル」はご存知ない方も多いかもしれないが、あのクリィミーマミが連載されていた雑誌だ。


 私はミンキーモモ派ではなく、クリィミーマミ派だったのでキャロルを買っていた。



 そして特に私は「ちゃお」派で、その当時連載されていた「弥生!」というマンガにとても影響を受けた。


 というのも、この「弥生!」の主人公弥生は私と同じ身長が142センチなのだが、超怪力で、活発で憧れたものだった。


 そうやって少女マンガを買っていたものの、S兄ちゃんの家に遊びに行った際に読んだ、月刊ジャンプに載っていた「やるっきゃ騎士」という知る人ぞ知るエロマンガにもハマりその影響で、月刊ジャンプではなく月刊マガジンを読むようになった。


 月刊ジャンプも買ってはみたものの、「やるっきゃ騎士」以外は私的に好む作品がなくて、同じようなチョイエロマンガが載っていた月刊マガジンの方が私に合っていたのだ。


 こちらは同じく、知る人ぞ知る「いけないルナ先生」が連載している時代だった。


 そうやって中学生の頃は「ちゃお」を中心とする少女マンガと月刊マガジンを読んでいたのだが、それだけではなくて読んでいた雑誌とは全く関係の無いコミックを書店で探し、色々なマンガを買うようになった。


 そんな時に出会ったのが、吉田まゆみさんの「アイドルを探せ」だ。

 このマンガはとても中学生が読むような内容では無いのだが、大学生の恋愛模様に分からないながらも何だか興味津々で読みふけったものだった。


 そして同じように書店でコミックを探していて買ったのが、竹本泉さんの「なかよし」のコミックシリーズだった。

 これはジャケ買いみたいな感じだ。


 あのほわんとした可愛らしい竹本先生の絵柄に惹かれたのだ。


 この後、もっとマンガにハマっていくのだが、その事はこの後またシリーズとして続けて書いていきます。

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