特殊テロ対策部隊コンドル41 神田川からは夜に運び出したと思われ、有力な目撃情報もなかったのです、まさに前代未聞の怪盗の仕業です、黒田が新之助の事務所に来てこの話をすると、複数犯のし


特殊テロ対策部隊コンドル41


神田川からは夜に運び出したと思われ、有力な目撃情報もなかったのです、まさに前代未聞の怪盗の仕業です、黒田が新之助の事務所に来てこの話をすると、複数犯のしわざか、地下鉄を、

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ら金もあんまりかからないか、


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野郎と殴りかかったので右ひじで右の男のみぞおちを打つて、左の男の腕をねじ上げて足払いをかける転がったのです、なんだ、なんだ喧嘩かとサラリーマンが言うので、男達は走って逃げ、

て行ったのです、


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なんですというので、それは気の毒にと言うと、同伴なら9時まで入ればいいんですが、今頃電話しても無理です、仕方ない今日はお休みしますと言うので、時間を見るとまだ7時半です、

それでは僕が同伴しよう、


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てあります、


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と名刺を出すので、高杉新之助だよと宜しくと言うと、お店に電話しますと言うと席を立ち廊下に出てすぐ戻って来て、セーフでしたありがとう御座いますと言ったのです、名刺を見ると、

クラプゴールドと書いてあります、


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あったんで、


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をでると、


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うので、


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が激しくなって、それをにここから運び出し何処かに隠したらしいのですが、それを命令したのがその時の梅津参謀総長だそうで、その後直ぐになくなりそのありかは分からなくなったら、

しいのです、


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締まったスタイルのいい容姿で、


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そろそろ行くかと言うと女将さんお勘定と椿が言うので、ここはいいよ、なんせ有力な情報提供者だから、後輩に後で貰うから僕が出しておくよというと、そんなと言うので勘定をして席を、

立つたのです、歩くとすぐ近くのビルです7階に上がり店に入ると大箱のクラブです、奥の席に案内したので座るとお酒は何にしますと言うので、シーバスでと言うとスタッフに頼み、持って、

来たので椿が水割りを作ったのです、


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