2001年8月2日(木)

 朝起きたら父おやも母おやもおらんかった


 キッチンの机の上には なんかタッパーがあって、中にはさめたごはんがあった


 タッパーの横にはふりかけがあった


 これがごはんってことみたい




 泣いた。




 もうめっちゃ泣いた。


 クソみたいな親たち。本当にこの家はほろんでしまえヤ


 うちは家の中を暴れまわって、ありったけのお金と食べ物をうばって、リュックに詰めて、家を出た


 近所の人が心配して寄ってきたけど、大丈夫です、としかいえなかった


 ぜんぜん大丈夫じゃない ケド




 うち




 殺したい




 親、殺したい




 死ね

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る