第864話 deism…理神論

deism…理神論 神というものに関するひとつの考えかた。神は世界を創造したが、ヒトに関してはそんなに熱心に関与しない(関与に関して限定的である)、というもの。余談ですが、バスコ・ダ・ガマの航海記は非常に克明に記されていたらしいですけど、現在ではほとんど残っておりません。その理由は1755年のリスボン大地震で、それによってリスボン市街・王宮を含む建物は大被害を受け(死者は推定6万人前後)、18世紀の啓蒙思想に影響を与えました。要するに、なぜそのようなことを創造神はしでかしたのか、神がいるとするならいったいその大破壊にどのような意味があるのか、という考えかたで、ヒトと神との近代的乖離を進める要素のひとつになったということですね。自分は、そこそこの文明を持ったヒトに関する神(高度な宇宙人もしくはAI)の関与は、そこそこに偏差値が高い女子校の女子高生に対する関与みたいなものかなと思っています。

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