第741話 orb…宝珠

orb…宝珠 丸くて権威・権力の象徴として、女子高生にとっては生徒会室の神棚に置かれているもの。惑星を意味するオービットと同じ語源やね。ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編に「トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス」っていうのがあるんだけど、このオルビス・テルティウスってのが「第三の球体(世界)」を意味するんよね。自分の妹が書いてる物語の中では、それは「紺珠(かんじゅ)」と呼ばれ、手でなでると記憶がよみがえるという紺色の玉(大辞林より)であり、有限の中の無限という、アレフを象徴する物質なんよ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る