第637話 blow…排出

blow…排出 潜水艦の場合はメインタンク・ブローの略。要するに、圧縮した空気をメインタンクに送り込んで海水を外に出し、海面下の位置を修正しろ、という艦長の指示。小松左京によるパンデミック世界滅亡SFの傑作『復活の日』冒頭、死の街と化した東京の東京湾で、イギリスの原子力潜水艦(構造的に外気を取り入れる必要がないため、かろうじてウィルスの被害から逃れることができた、という設定)ネレイド号の艦長がそう指示する冒頭部分。ここで女子高生に重要なのは、ボブ・ディランの曲「風に吹かれて」の原題「ブロゥン・イン・ザ・ウィンド」の「イン」と「ザ」なんよ。どうしてその語が使われてるか、たとえば「バイ」じゃないのか、ってのは、山のように、とまではいかないけど、小高い丘ぐらいな感じで英文法の解説書があるからそっち読んでみてね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る