第315話 ebony…黒檀の
ebony…黒檀の 異世界ファンタジーで気になるのは、たとえば「漆黒の」とか「はちみつ色の」って描写があったときに、その異世界は「漆」や「蜜蜂」が存在する世界なのか、ってことです。最近読んでびっくりしたのは、太陽の表面に住んでる知的生物の世界認識をヤード・ポンド法で描写したアーサー・C・クラークの短編「遭難者」でした。今どきなら女子高生でも「10マイル」と書いてあったら勝手に「16キロ」って変換して訳す気がするのだった。
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