第303話 slush pile…持ち込み原稿の山
slush pile…持ち込み原稿の山 編集者は出社すると、机の横に積み上げた未読の原稿の山に手を入れて、手首から肘までの高さまで机の上に乗せます。そしてそれを半分読んだら昼食を取る。いいのがあったら編集長に回して、女子高生の投稿原稿だったら持ち帰って自分の娘か姪に読ませる。自分じゃそんなの面白いかどうか判断できないからね。それが1980年代はじめぐらいまでの編集者。娘が読んで「パパ、絶対これ本にしないとダメじゃん!」って言われて出したのがハリー・ポッターの第一作だったのは有名です。
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