第9話 ハルネフェルド村


村の広場にて、此処の村の村長が出迎えてくれている、

村長は、まず名前を俺達に名乗ったのだった。


この村の村長の名前は、アンブロースと言う!


アンブロースは、俺達の名前と顔立ちを見て、直ぐに異国の

者達であると、直ぐに解ったみたいだ!


それと何処から来たのかも聞いてきている、俺は上流にある沢から

この村に遣って来たと答えたのだ。


上流の沢から、この村まで来た事に村長は不思議がっていた!

この村より上流には、村が1つしかないのだから不思議に

思われても仕方ない。


その上流の村が、廃村になっていた事も、村長に話して聞かせた。

そうすると、上流の村の名前はベールプコヴァールト村と言うらしい

その村は、此処の住人からの移住者が多く、移り住んでいた事も

村長から聞かされたのだ。


俺は村長に、ベールプコヴァールト村が誰に襲撃されたのか

恨みを抱く者達は居なかったのか、そんな事を村長に尋ねていた!


村長が言うには、魔獣の襲撃だろうと言うのだ?


俺は魔獣とは何かと問いただす。


そうすると村長は、魔獣の説明を始めだしていた!


獣と魔獣の違いに付いて、これから村長の口から聞いた事を

書き記そう!


獣とは、魔力を持たない動物のことである。逆に魔獣とは

魔力が人間並みにあり、魔法攻撃もできる獣の事だそうだ!


魔獣は、人間などを頻繁に襲って来るとも言っていた。


獣も人間を襲うが、それは稀な事だそうだ。


村に来る途中に、川の中から舌を伸ばして攻撃した犬もどき

の事を村長に聞くと、魔獣だと言っている。


川に魔力を使い潜りながら、獲物が来るのを待ち構えて、

獲物が着たら、川の中に引き吊り込んで、溺れさせてから

獲物を巣まで持ち帰るのだとか。


シー・ジャッカルと言う魔獣だそうだ。


攻撃方法は、舌で獲物を締め上げて、気絶させたら水の中に

引きずり込んだ後に、溺れさせてから巣に獲物を持ち帰る!

舌攻撃が通じないのなら、前足の爪と牙でも攻撃してくる。


シー・ジャッカルも、食べられるかは解らなかったが、

捨てるのも勿体無かったから、持ってきてはいたのだ。


村長にシー・ジャッカルを見せると、大変に喜んでいる?

シー・ジャッカルは、村の男衆が20人前後で仕留める

魔獣だそうだ。


此処で村長に、俺達だけでシー・ジャッカルを倒したと

伝えたら、信じられないと言われてしまった.....

嘘は言ってないのだが!


倒した方法を村長に言うと、村長達は驚いた様子をして

倒し方を再度、俺達に詳しく聞いてきたのだ!


舌で人を巻き付き攻撃をして来たら、舌を巻き付かせた人を

力一杯に陸に引き上げて、それからシー・ジャッカルの首を

斬りおとすと教えた。


それでも信じられないと言う感じだったので、次の日にでも

川に1度行き、実演でもしてみようかと思った程だ!


村で取引が出来た品は、シー・ジャッカルが1頭と山塩を包んだ

葉っぱの包み袋が、10個だけだった!


シー・ジャッカルと山塩だけ買うだけでも、凄い金額になるとか

村長は言っていたのだ。特に山塩が非常に高価で代金の殆どは

山塩の値段なのだそうだ!


俺達は物々交換の積りだったのだが、村では通貨が出回っている

その為に、村での取引には通貨を仕様しなければならない!


銭の単位は、日ノ本の単位とは違い、此処の世界ではベルクと

言う銭の単位が使われているそうだ。


シー・ジャッカルが1頭で、400ベルクになるそうだ。

山塩が1袋で、100ベルクで買って貰えた。

山塩が10袋だったから、全部で1000ベルクになっていたのだ!


合計で1400ベルクの取引ができた!

銀貨1枚と銅貨4枚で、1400ベルクになる。


......................................................


~お金の単位~


1ベルク・鉄銭一枚 50ベルク・大鉄銭一枚 

100ベルク・銅貨一枚 500ベルク・大銅貨 

1千ベルク・銀貨一枚 5千ベルク・大銀貨一枚 

1万ベルク・金貨一枚 10万ベルク・大金貨一枚 

100万ベルク・白金貨一枚 



......................................................

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