タイムリミット
時間が来る前に僕は誰と
何処に
どの位、行けるのだろうか。
耳を引きちぎる様な静寂を殺してくれ。
僕は一人じゃ何も出来ない。
喧騒を
喧騒を
喧騒を。
泥酔した時、頭に響く血の巡りの音でさえも僕は恋しく
一日も欠かさず酒を喉に通らせる。
日がまだ顔を出し、惨めな僕をその気色の悪い歯を剥き出しにしてあざ笑っていようとも
朝を拒絶するが故に眠りにつけない夜も
僕は一日たりとも喧騒を求めるのをやめた事は無い。
やめてしまえば
僕は
僕でない
無色の何かになってしまうような気がする。
不健康な色でも
僕を構成する不可欠な要素。
僕は僕を抱きしめて寝るとしよう。
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