小学館ライトノベル大賞
第15回小学館ライトノベル大賞
個人的おすすめ作品ベスト3
1位 負けヒロインが多すぎる!
2位 公務員、中田忍の悪徳
3位 嘘つき少女と硝煙の死霊術師
1位の「負けヒロインが多すぎる!」は普通ならメインヒロインにはなれないような残念なヒロインたちにスポットを当てたラブコメ作品。登場してくるヒロインたちは基本的に残念な人達ばかり。主人公はその負けヒロインに振り回されながら学校生活を送っていくという感じですね。とにかく負けヒロインはどうして負けヒロインなのかがわかるような作品でした。普段は報われない負けヒロインが好きな人にオススメ!
2位の「公務員、中田忍の悪徳」は突如として現れたコミュニケーションがほとんどとれないエルフと真面目すぎて変人扱いされる主人公たちとの問題解決小説? ジャンル分けするとしたら何になるんだよ、これ。しかし面白いことは確か。エルフの生態がわからないながらも少しずつ推理考察していく様はある意味現実的なのかもしれません。まあ、その推理考察がとんでもない方向に進んでいくのを除けばですが。
3位の「嘘つき少女と硝煙の死霊術師」はこちらは真面目なファンタジー系小説。ポイントとなるのは死霊術というものがメインとなっていること。もちろん主人公の相棒は死霊術でよみがえらせた死体。しかしその死体にはもちろん秘密があって……。ネクロマンサーなどの職業に興味がある人にオススメ!
その他の作品の感想
「貘-獣の夢と眠り姫-」:現実世界と電子の夢の世界の二つの世界がある小説。かなりSFしている作品なので、SFに興味がある人にオススメ!
「ロストマンの弾丸」:現代をモチーフにした異能力バトル小説。戦闘描写にかなり気合を入れているように思われました。異能力バトルが好きな人にオススメ!
総評
今回の受賞作を分類わけするとしたらバトル系と非バトル系でしょうか。個人的にはその中では非バトル系の受賞作が面白かったです。特に注目したいのは2位の「公務員、中田忍の悪徳」ですかね。この話、ほとんど一つの部屋の中で一冊が完結しているんですよ。よくもまあこんな話を思いつくなと感心しました。そしてこの話を受賞させるガガガ文庫さすがだなと思いました。興味がある人は「公務員、中田忍の悪徳」をチェックしてみるといいと思います。もちろん他の受賞作もオススメですよ。
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